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Channel: 三鷹の森ジブリ美術館
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2019年7月 ~めっけもの~

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6.27(木)

・6月にカフェからショップへと異動になった台湾出身の陳さん。お客様から「あれー!チンさんがこんなところにいる!」「ショップの制服も似合うね」などとショップの中でも声をかけられています。そんな陳さんは母国語に加え日本語や英語も堪能で、店内に飛び交う色んな国のことばをキャッチしています。ある日トトロのシャーペンを持った親子が「バルス!」と言っているのを耳にした陳さん。(それはラピュタの商品じゃないのに何故...?)と不思議に思っていると、どうやら中国語で「864(bā, liù, sì)円」とシャーペンの値段のことを話しているのが、バルス、に聞こえたということが判明。陳さんならではの聞き間違いでした。


6.28(金)

・高畑さんの奥様からたくさんのさくらんぼが届き、ツヤツヤと美しい粒にスタッフは大喜び。20190628a.JPG20190628b.JPG20190628c.JPG大きなさくらんぼを手にした休憩時間の笑顔がたくさん寄せられました。


6.29(土)

・カフェのキッチンでプチトマトを拭いていた川村さん。中から双子のプチトマトを発見して嬉しそうです。「日誌用に写真を撮らせて下さい!」と田中さんがお願いすると、コロンとお皿にのせてくれました。「このプチトマトも料理に使うんですか?」と聞くと「味見用だな。半分味見していいよ。」と切ってくれました。食べてみると甘酸っぱくて味がしっかりしていたのでビックリ。土壌の影響か気象の影響かわかりませんが、野菜だって見た目で判断できませんねと、モグモグ半分こしながら顔を見合わせる2人なのでした。
20190704.jpg


6.30(日)

・休憩時間にはパンを食べているパン好きスタッフが多いのですが、クロワッサンには様々な食べ方があることで話が紛糾しています。あるスタッフは端と端から食べて最後に真ん中を食べる。別のスタッフは真ん中を剥いてちぎって食べる。全部潰して食べる、と主張するものも。お互いの食べ方を聞き、みんながみんな違う食べ方であるのを驚くのと同時に、「奥が深いな。」と、謎のシンポジウムをくりひろげるスタッフでした。


7月

7.1(月)

・2Fスタッフの塚原さんが屋上で大発見。なんと木々の中に、絶妙に隠れいつのまにかヒヨドリの巣が作られていたのです!鳴き声に誘われてそっと木々をかき分けると、赤みがかった雛たちが天に向けてクチバシを必死に動かしている様子が見られます。大の鳥好きの田中さんは「こんな間近で見られるとは...!」と大感激。「もっと早くに気づいていれば、巣を作る過程もみられたのに...」とさすがの探究心。そして、注目すべきは雛たちばかりではありません。日中、餌を運びに来た親鳥がロボット兵に止まると、周りのお客様からは「オー!」と歓声の声があがりました。「せっかくのシャッターチャンスだったのに見入ってしまいました...」という方も。梅雨の到来と共に新しい命が芽生えた屋上で、親鳥と雛の成長を楽しみに見守るスタッフなのでした。
20190703.jpg<ごーはーん!>


7.2(火)

・東京国立近代美術館で高畑勲展がはじまりました。この展示に協力している学芸や展示チームはもちろん、ウワサでもれきく貴重な資料の数々をみにいった面々は、聞いていたとおりの見ごたえがある内容に涙したり、「4時間もみていた」というツワモノがいたりと、充実した感想。しかし石光さんや小林さんは、"グッズは何を買ったか"、は外せないようで、いっぱいの袋から次々とグッズを取り出し、これもかわいかった、あれは貴重だった、とお買い物を披露しあってました。


7.3(水)

・カフェの喫茶室にで、女の子が一所懸命に何かを書いています。自分で"ジブリ美術館のしおり"を作ってきたので回ったところにチェックを入れていたのだとか。しおりの最後にあった感想ページに、今日一日の出来事を丁寧にじっくり書いている後ろ姿に(世界に一つのしおりができますように...)と素知らぬふりをしながらも心の中でエールを送ったカフェの丹藤さんでした。


7.4(木)

・カフェのテイクアウトにやってきた女の子が「こんにちは!」とニッコリと笑顔で元気に挨拶してくれました。すると後ろからきたお父さんが「歯が...。」とつぶやいています。女の子の前歯は、1本抜けて生え変わり中。「抜けた歯は屋根の上に投げましたか?」とおたずねすると、「昔はそうでしたよね!」とお父さんと話が盛り上がります。横で聞いていた小川さんは、「今度親知らずを抜きます...。」と自分のこともボソリ。自然に歯が抜けた女の子の愛嬌ある笑顔がなんだか羨ましい小川さんでした。


7.5(金)

・カフェの川村さんがキャベツの外葉が大きいからととっておいてくれました。この大きさを伝えるには人の顔と比較するのが一番わかりやすいと、キッチンの女子スタッフに協力を要請。山梨県から送られてきたキャベツを手に「気候が温かくなると野菜も大きくなってくるな!」と毎日毎日食材と向き合っているためか、少しの変化にも知らず知らずのうちに敏感なキッチンスタッフです。
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7.6(土)

・ある朝カフェの中庭で「きのこ」を発見。みんなまったく気付かず「いつから生えてたんだろうね。」と話していると「きのこは1日で生えてしぼんでしまうものもあるからね。」と小池さん。調べてみるとニオイコベニタケという名の似たきのこを発見。ニオイコベニタケは初夏から秋にかけてマツ科やブナ科の樹下に発生する綺麗なピンク色をしたきのこです。なんだか突然のきのこの登場に朝から盛り上がるカフェスタッフ達でした。
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7.7(日)

・小学生くらいの男の子が入館を待っていると、どこから飛んできたのか、カナブンが男の子の肩に着地。驚いた男の子が何とかして振り落とそうと必死に体を振っていますが、しがみついているカナブンはなかなか離れてくれません。すると近くで見ていた同じ年くらいの男の子が、おもむろにヒョイっと取ってくれました。取ってもらった男の子が「ありがとう!」と言うと、取ってあげた子も「どういたしまして!」と、どうやら友達になっていました。2人を繋いだカナブンは、ぶーんと三鷹の森に帰っていきました。今日は七夕です。


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