ジブリ美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2月25日(火)より三鷹市と連携して臨時休館を続けてまいりました。
ようやく感染の大きな波は一つ乗り越えましたが、現状は、感染防止のための三密回避や新しい生活スタイルが求められることとなりました。
ジブリ美術館は、大小さまざまな入り組んだ空間に所狭しと配された展示物を、お客さまが直に触れることで五感が刺激され、解放された気分で館内を楽しんで頂けることを大切に考え、運営してまいりました。
新しい生活スタイルの中で、いかに当館の良さを失わないようにお客さまをお迎えさせて頂けるのか。
この課題に向けて、7月中旬から三鷹市の協力を得て、市民の皆様に向けた抽選による若干名の方々のご招待という小規模な開館から試行錯誤の一歩を始めることに致しました。
状況によりましては、9月から一般の方々へも人数を絞ってのご来館の機会を設けられることを目標にしています。
しかしながら、11月、12月には、こういう時だからこそ普段はできない時間をかけた設備のメンテナンスも行いますので、再びの休館を予定しています。
本格的な開館を新しい年に定め、年内の時間を有効に活用し、小規模から中規模へと開館の段階を踏み、今までとは変わらない、だけれども新しいジブリ美術館に向けて動き出す所存です。
皆さまからの早期の営業再開に向けたご期待に応えることができず、苦渋の決断となりました。今後の運営の詳細や本格的な再開の時期につきましては、随時、公式HPなどでお知らせいたします。
何卒ご理解・ご協力のほど賜りますようお願い申し上げます。
館長 安西香月
三鷹市民に向けての小規模開館のご案内
※新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言発動等により、予定を変更させていただく場合もございます。