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Channel: 三鷹の森ジブリ美術館
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2019年1月 ~新年から力いっぱい~

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1月

1.3(木)

・新年を迎え、受付のカウンターにはお正月らしく鏡餅が置かれました。カフェでは薪ストーブの慣らし運転をする丸山店長。お正月ならではの清爽な空気の中、2019年のジブリ美術館も晴れやかに初日を迎えました。ところが。この機に薪ストーブの正しい使い方を改めて勉強し直した丸山店長は、なんと薪の置き方を開館当初から間違って理解していた事に気づきました。「上昇気流を作るにはこうやって...。」と独り言をつぶやく丸山店長。何年経っても変わらないものと、新しく変えていくものがありますが、とりあえずは「いい火だね~。」と暖かな火の動きに癒されてうっとりしてしまう丸山店長でした。
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1.4(金)

・地下1階の常設展示室にて、「部屋が暗くて怖い。」と、目をギュっと瞑ってしっかりとお父さんを掴んでいる男の子。お母さんに「とても綺麗だよ、見てごらん。」と言われると、恐る恐る、ちょっとずつ目を開いていきます。目を開けていくのと同時に男の子の表情がどんどん笑顔に変わっていき、「あっちも綺麗!」と最後には駆け出していきました。その笑顔を見たご両親もほっと安心された様子です。スタッフは、恐怖心に打ち勝って、そこから瞬く間に変わっていく子どもの一瞬を目の当たりにして、なんだか深く心を動かされていました。


1.5(土)

・1月から短編映画が『毛虫のボロ』になり、ショップのぶるぶるボロマスコットは大人気。紐を引っ張るとブルブルふるえるボロですが、ある日紐が伸びっぱなしで動かなくなってしまったボロがいました。修復を試みますが、どうにも動きません。そこにやってきたのはものの修理が得意なショップの遠藤さん。「うーん...」としばらく触ったあと、拳でドン!とボロをひと突き。するとうんともすんともいわなかったボロがぶるぶると動き蘇りました。力強い見事な蘇生術に「やっぱり遠藤さんだ!」と感嘆する周りのスタッフでした。


1.6(日)

・年明け早々、調子が悪くなった事務所のCDプレイヤーを見ていた郎さんと小川くん。あれこれスイッチや配線をいじってみますが、いっこうに直る気配がありません。そこで、「よし、初心に帰ろう」と、叩いてみることに。残念、こちらは遠藤さんのようにはいかず、CDプレイヤーはシーンと静まったまま。修理隊の力及ばず、こちらはその日のうちに「新しいのを買ってきます!」と渡辺さんが出かけていきました。
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1.7(月)

・あっという間に鏡開き。無病息災を祈ってお餅を開く面々。過去の経験から、まだやわらかい内に...と手をつけていても、かなりの力が必要な様子。今年は秘密兵器?なのか、電動ドリルも持ち出してみたりと、あの手この手を使いましたが今年も無事に伝統を成し遂げ、晴れやかな表情でした。
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【三鷹の森アニメフェスタ2019】にて特別上映を開催します

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3月2日(土)三鷹市芸術文化センターにて、「三鷹の森アニメフェスタ2019 ~アニメーション古今東西 その16~」を開催いたします。
毎年恒例、三鷹の森ジブリ美術館が厳選する古今東西の傑作アニメーションをの上映会です。アニメーションの面白さと奥深さをお楽しみください。

◆日時
2019年3月2日(土) 10:30~17:00頃

【第一部】10:30~12:30頃 「家族の絆とアニメーション」
【第二部】14:30~17:00頃 『若おかみは小学生!』特別上映 高坂希太郎監督トークショー


◆場所
三鷹市芸術文化センター 星のホール

◆入場料
無料 

◆招待者数
第一部、第二部ともに200名
※三鷹市民:4名1組で40組160名、三鷹市外:2名1組で20組40名

◆申込方法
2月18日(月)必着で、官製はがきに下記をご記入のうえ、お申込ください。
 1 住所
 2 代表者の氏名(年齢、フリガナ)
 3 人数(代表者を含む)
 4 電話番号
 5 希望プログラム(第一部、第二部どちらかを記入。1枚のハガキに1希望プログラムまで。)
※1組1枚とし、複数枚の申し込みは無効。一人での申し込みも可。

<申し込み先>
〒181-0013 三鷹市下連雀一丁目1番83号 三鷹の森ジブリ美術館「三鷹の森アニメフェスタ2019」係

<当選者の発表>
招待状の発送をもって代えます。(2月20日(水)以降発送予定)
電話などによる当否確認は受け付けません。
※第一部、第二部とも当日席有り。(先着50名様まで)

◆お問い合わせ先
三鷹の森ジブリ美術館 ごあんないダイヤル 0570-055777

◆主催
三鷹市 / 三鷹の森ジブリ美術館   


【第一部】「家族の絆とアニメーション」10:30~12:30頃 


様々な物事を描き出すことができるアニメーション。今回はそんな中から「家族の絆」を描いた作品を選出しました。親子の王道の物語から意表を突かれるようなもの、リアルな表現からアニメーション的誇張に溢れたものまで様々な作品を選びましたが、そこには万国共通の"家族への想い"があります。ぜひお楽しみください。
上映予定作品(年代順) 『サムライエッグ』『One Small Step』『The Basket』『ひな鳥の冒険』『おにしめおたべ』『This Way Up』『水の精ーマーメイドー』『トプティーシカ』

各作品の詳細はこちら →上映作品詳細



【第二部】『若おかみは小学生!』特別上映と高坂希太郎監督トークショー 14:30~17:00頃


『若おかみは小学生!』

高坂希太郎/2018年/94分/日本
© 令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
wakaokamihasougakusei_1.jpg小学6年生のおっこ(関織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する花の湯温泉の旅館<春の屋>で若おかみ修業をすることに。どじでおっちょこちょいのおっこは、ライバル旅館の跡取りでクラスメイトの"ピンふり"こと真月から「あなた若おかみじゃなくて、バカおかみなの!?」とからかわれながらも、旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼たちに励まされながら、持ち前の明るさと頑張りで、お客様をもてなしていくのだった。いろんなお客様と出会い、触れあっていくにつれ、旅館の仕事の素晴らしさに気づき少しずつ自信をつけていくおっこ。やがて心も元気になっていくが、突然の別れの季節がおとずれて―。

上映後は「若おかみは小学生!」で監督を務めた高坂希太郎さんに様々な制作秘話を伺います。司会および聞き手は、フリーアナウンサーの小島一宏さんです。


高坂希太郎監督

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1962年生まれ。神奈川県出身。1979年OH!プロダクション入社。アニメーターとしてのキャリアをスタートさせる。1986年にフリーに転身後、多数のスタジオジブリ作品に作画監督や原画として参加。2003年:『茄子 アンダルシアの夏』で監督デビュー。同年カンヌ国際映画祭に出展され高く評価される。ジブリ作品以外では、『YAWARA!』『MASTERキートン』等のマッドハウス作品にキーアニメーターとして参加。2014年、東京アニメアワードフェスティバル・アニメーター賞受賞(風立ちぬ)。


【同時開催】特別ワークショップ「セル画を塗ってみよう!」


一昔前までアニメーション制作に使われていたセル画に、実際に絵具で色を塗るワークショップが開催されます。
先生が優しく教えてくれるので、小さなお子様もご安心を。塗ったセル画は持って帰れます。
◆場所
三鷹市芸術文化センター B1F 第5創作室
◆時間
11時/13時/14時/15時 の4回
※作業時間は約45分間です。※作業終了からセル画のお渡しまで1時間弱かかります。
◆対象者
4歳以上(推奨)
◆参加費
500円(材料費として当日徴収)
◆参加方法
事前申し込み制、定員に達した場合は抽選(各回20名/計80名)
◆参加可能数
各回10組(1組2人まで)
◆申込方法
2月18日(月曜日)必着で 官製はがきに、
1 住所
2 代表者の氏名(年齢、フリガナ)
3 代表者含む参加人数(同伴の保護者除く)
4 電話番号
5 希望時間
をご記入のうえ、お申込ください。
※1組1枚とし、複数枚の申し込みは無効。一人での申し込みも可。 
◆申し込み先
〒181-0013 三鷹市下連雀一丁目1番83号 三鷹の森ジブリ美術館「三鷹の森アニメフェスタ2019」係
◆当選者の発表
招待状の発送をもって代えます。(2月20日(水)以降発送予定)電話などによる当否確認は受け付けません。

◆お問い合わせ先
三鷹の森ジブリ美術館 ごあんないダイヤル 0570-055777

ローソン「Loppi端末」の不具合について

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2/11(月)19:00現在、ローソン「Loppi端末」にて不具合が発生しております。そのため、チケットの引き取りが出来ない事態が発生しており、現在ローソンが復旧作業を行っています。皆様には多大なるご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。

つきましては、2/11(月)の19:00時点にてご予約中で決済が行われていないジブリ美術館チケットに関しましては、引取期限を一律2/15(金)23:00まで延長させていただきます。


その他お問い合わせについては

・ローチケ0570-000-777(年中無休10:00~20:00)
・ごあんないダイヤル0570-055-777(火曜のぞく9:00~18:00)

上記までお問い合わせいただくようお願い申し上げます。

2019年2月 ~ 進化~

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2.3(日)

・ネコバスで遊んでいた小学一年生くらいの男の子。「ねぇ、これから世界はもっと発展していくよね?」という突然の質問に、びっくりしたスタッフ。男の子は、「もしそうなったらさー、ネコバスを本当のバスにしたら良いんじゃない?」と嬉しそうに提案してくれました。ネコバスで遊んでいるうちに、本当に動いたらいいのにな...と考えていたみたいです。「ここにエンジンを置いて...。行先はここで...。見えるようにして...。」とたくさん空想を膨らませて、すばらしい進化と発展を語る男の子でした。


2.4(月)

・日清製粉から研修で見学に来てくださった皆さんをご案内することになった田中くん。館内を丁寧に回りと堂々と説明をしていたのですが、内心、とても緊張していた様子。その後行われた意見交換会では、"座布団に座らない"という一人ほぐれない緊張感を漂わす田中くんがいました。
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2.5(火)

三鷹の森アニメフェスタ2019に向けて、さまざまな準備がすすんでいます。同日行われる、実際に絵具で色を塗るワークショップのために、セルに転写する作業を手伝うことになった一同。セルは現在では非常に貴重な素材のため、失敗は許されません。このイベントを担当している小川くんや、当日お手伝いに出る川上くんや中島くんや雫石くん、と、繊細な作業を緊張してこなす男性陣でした。
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<このイベントは事前申し込み制です、>


2.6(水)

・カフェの中山さんは普段穏やかに黙々と仕事をこなすタイプなのですが、この日は、海外のお客様が着ていたゲームのキャラクターTシャツを見ると片言の英語で話しかけに行きました。最初はきょとんとしていたお客様も次第に熱く語りだしゲーム談議に花が咲いています。ゲーム好きという中山さんの新たな一面が垣間見えた瞬間でした。


2.7(木)

・とても気温が低くなる予報だったため、朝からあちらこちらで防寒についての話をしているスタッフ。「分厚い靴下を履いてきた。」「カイロを5枚貼っている。」、「カイロを○○に貼るといいよ」など話が尽きることはありません。たくさん着ているので、着ぶくれして少し動きにくそうですが、その分防寒対策はバッチリです。今年の冬一番の大寒波の中でも、体も心もあたたかくお客様を迎えるスタッフたちでした。


2.8(金)

・テイクアウトで「チョコレートソフトクリーム!」と注文に来てくれた5歳くらいの女の子。ところがお母さんに、「だめ、ごはんを食べてからだよ。」と制され残念そうな表情を浮かべてデッキのテーブルへ戻っていきました。しばらくして戻ってきたので「ごはんは食べた?」とスタッフが聞くと「うん!ホットドッグ、全部食べたよ!」と報告してくれました。そうして念願のチョコレートソフトクリームを手に、先程とは全く違う喜色満面といった表情に変わった女の子でした。


2月

2.1(金)

・今月の短編映画『やどさがし』の上映に伴い、ショップには"フキちゃんのマグカップ"が久しぶりに置かれました。ホーロー製の真っ赤なカップは大きくて目立つのか、まだ映画を観ていない人も手に取っていくことが多いです。通常のカップよりちょっと大きめなのはちゃんと理由があるのですが、映画の中のフキちゃんはマグカップをどんな風に使っているでしょう...?


2.2(土)

・受付に神妙な面持ちでやってきた4歳くらいの女の子。チケットとフィルム付ききっぷを交換するのに、なんだか不安そうにしています。お母さんによると、以前もらった切符の絵柄が少し怖くて泣いてしまったそう。それで今日はどんな一場面に当たるか、ドキドキしていると教えてくれました。心配しながら女の子に切符を渡すと今回は安心した様子で笑顔をみせてくれました。長編映画の中にはドキドキハラハラするところ、夜の暗いシーン、泣きそうな気持ちになる絵や、空の光景など、実に様々な場面があり、スタッフも何が出るかわからないのですが、今日はホッと胸をなでおろしたスタッフでした。

ギャラリーにて、土星座10作品のポスター展示が始まりました

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10作品すべてのポスターとパンフレット、ダイジェスト映像もご覧いただけます。
この機会にぜひお気に入りを探しにきてください。

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◆会期:2019年2月27日(水)~(未定)

◆場所:三鷹の森ジブリ美術館 2階ギャラリー


© Museo d'Arte Ghibli  

三鷹の森ジブリ美術館と『鈴木敏夫とジブリ展』セット券のご案内

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『鈴木敏夫とジブリ展(会場:神田明神内)』開催を記念して『三鷹の森ジブリ美術館』と『鈴木敏夫とジブリ展』のセット券を、3月10日より発売致します。

セット券は、「三鷹の森ジブリ美術館」の4月20日(土)~4月30日(火)入館分(※休館日除く)の10時の回、14時の回のみの間でお選びいただく日時指定券と、「鈴木敏夫とジブリ展」の入場券(開催期間中いつでも使用可)がセットになっています。

購入にあたりましてはローソンチケットのページをご確認の上ご購入ください。

鈴木敏夫とジブリ展

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会期平成31年(2019)4月20日(土)~5月12日(日)計23日間 会期中無休
会場神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール <御茶ノ水駅 徒歩5分/秋葉原駅 徒歩7分>
開催時間10:00~18:00(最終入場 17:30)※営業時間は今後変更になる可能性がございます。
主催株式会社乃村工藝社 株式会社ローソンエンタテインメント
特別協力スタジオジブリ
観覧料特典付前売券:大人 ¥1,300
前売券(特典なし):大人 ¥1,200 / 中高生 ¥800 / 小学生 ¥600
当日券:大人 ¥1,300 / 中高生 ¥800 / 小学生 ¥600


セット券金額


大人・大学生 2,000円、高校・中学生 1,400円、小学生800円、幼児(4歳以上) 100円 
※「鈴木敏夫とジブリ展」は幼児無料になりますので、チケットは発券されません。
※「三鷹の森ジブリ美術館」は3歳以下入場無料となります


ご注意


※三鷹の森ジブリ美術館は指定日時以外のご利用はできません。
※チケット(入場引換券)はご使用されなくとも日時変更、払い戻しはできません。
※『鈴木敏夫とジブリ展』の会場である神田明神と、『三鷹の森ジブリ美術館』は公共交通機関を利用した場合、1時間30分~2時間程度のお時間を要します。1日で双方をご覧いただけない場合がございますので、ご注意ください。


お問合せ

ローソンチケット 0570‐000‐777(10時~20時 オペレーター対応)

2019年3月 ~バッチリ~

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3.4(月)

・カフェ喫茶室の「ふぞろい苺のショートケーキ」と「麦わらぼうしのパフェ」で使われているイチゴですが、最近は春の訪れを思わせる赤みの強い「紅ほっぺ」が届いています。そのためか、近頃ショートケーキの注文がたくさん入っています。真っ白な生クリームの上に真っ赤なイチゴがこれでもかといわんばかりに、たくさん並ぶショートケーキ。自然と目がひきよせられてしまうようです。
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3.5(火)

・とある資料の準備が事務所ではじまりました。手が空いているもの総出で、1枚づつ紙をとっては横に移動し何ページもの資料を作っていますが、みんなが壁に向かい何かをつかむと流れていく様子が、ホテルのブッフェや朝食バイキングのようだったとのこと。作業名称「バイキング」と名付けた田中くんでした。
20190305.jpg<取り放題>


3.6(水)

・「はい、チーズ!」と、手をカメラのようにして、写真を撮る仕草をしている女の子がいます。"はりこーシカ"の大小様々な大きさのトトロを家族のように並べ、家族写真を撮るごっこ遊び中の様子。館内は写真撮影ができませんが、この女の子の心カメラなら、ばっちり何枚でも記録できそうでした。


3.7(木)

・地下1階の展示室にある"真空管アンプ"について質問してくれた海外からいらした男性。「今から説明してもらえるよ」と、お友達へも声をかけられ、真空管アンプの前に4、5名が集まりました。その様子を見た他の方も、「何がはじまるの?」と増えていき、あっという間に人だかりが。決して英語が得意とは言えないスタッフは「しまった~」という表情をしながらも拙い英語で懸命に説明しました。結果、皆さんが相槌を入れながら真剣に聞いてくださり、「素敵だね!」「説明をありがとう」と言ってくれました。ちょっと照れながらも嬉しそうなスタッフでした。


3.8(金)

・今日の朝礼では、三鷹消防署から優良防火対象物認定、通称:優マークの交付の贈呈式がありました。三鷹消防署の署長さんは多摩地区初の女性署長。ジブリ美術館館長も安西さん、そして今回自衛消防隊長を務めた石光さんと、女性・女性・女性、とたくさん連呼されていましたが、もちろん男性陣も、縁の下で防火に努めております。
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3.9(土)

・閉館後のショップにて、阿部さんと永野くんがレジ下の配線をいじっており、「もうちょっとこっち...」「いい感じです!」と息の合った様子。『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号にて、「せまくて手が入らん」「このパッキンだね」と話していたパズーとハラ・モトロを彷彿とさせたそうですが、絵面はなかなかシュールな光景です。
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3.10(日)

・テイクアウトの人気メニュー"麦茶"を、ある日女性3人組のお客様がとても喜んで下さいました。「昔ながらの優しい味がして、懐かしい気持ちになりました!」「身体も心も温まる~!」そんな感想をきくと、今日も朝から30ℓの大量のお水を沸かし、丁寧に大鍋で麦茶を煮だした甲斐が伝わった気がして、嬉しく言葉をかみしめるテイクアウトスタッフでした。


3月

3.1(金)

・久しぶりに受付の真っ白な制服に袖を通した半田くん。似合っているとなかなか評判のようですが、とても色白なこともあいまって、全身真っ白な人に見えるそう。「黒いのは髪の毛と靴だけだね」と言われると、「これが差し色なんです。」とオシャレ返答。いつでも身だしなみに気を配り、お客様を迎える準備をする半田くんなのでした。


3.2(土)

・本日は「三鷹の森アニメフェスタ2019」が開催されました。ずっと小川くんを中心に準備がすすめられてきたのですが、肝心かなめの小川くんが体調を崩して当日は不在、という突発的アクシデントに見舞われてしまいました。しかしそこは残されたスタッフたちが逆に結束を固めるという、"ピンチはチャンス!"精神で、各持ち場の連携を高めて乗り切ったのでした。
第一部で作品解説をする西岡さんがマイクをもたずに登壇、そして「あ、マイク!」と言い放って一回舞台から消え去る、という事件はあったものの、会は一部二部ともに盛況のうちに閉幕を迎え、小川くんもスタッフ一同も無事に終わり心から胸をなで下ろした一日でした。来年もどうぞご期待ください。
20190302a.JPG<第一部で上映作品のみどころを解説する西岡さん>
20190302b.JPG20190302e.jpg<ワークショップ「セル画を塗ってみよう!」では、とても上手な作品がたくさん生まれていました>
20190302c.JPG<第二部『若おかみは小学生!』特別上映のあと高坂希太郎監督トークショー。裏方で映画を観ていたスタッフも涙ぐみながら「名作だ...!」とつぶやいていました>
20190302f.JPG<会場からのお花のお礼に、ポスターに直筆サインとおっこちゃんを描いてくれた高坂監督>


3.3(日)

・カフェの喫茶室に桃の花が飾られています。「寒い寒いと言っていたのにいつの間にか春の足音が聞こえてきたね。」「もうすぐ桃の節句だ!」と話す女性スタッフ達。桃の枝は白桃で、白くて可憐な花が咲いています。
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癒しの木――トトロのきのこオルゴール

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ショップのある2階の廊下に、3つの小さな窓があるのをご存知でしょうか?そのひとつに飾っているのが、マンマユート便り vol.11でもご紹介している「フレスコ画スカーフ」です。

受付の天井に描かれているフレスコ画をスカーフにしたもので、鮮やかな色は通る人の目を引きます。

何のキャラクターがいて、どんな植物が描かれているのか、ここでじっくりとご覧いただきたいと思います。

そのあとは是非ショップにてスカーフの手触りの良さを感じてみてください。

 
癒しの木――きのこ型オルゴール

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▲「きのこオルゴール」赤/黄 各6,480円

小トトロがちょこんと乗ったきのこ。実はこちら、木製のオルゴールになっていて、かさの部分を回すと、それぞれ「さんぽ」と「となりのトトロ」の音楽が流れます。

小トトロにはミズキの木、キノコにはブナの木が使用されており、とても優しい音色です。今回は、このオルゴールを制作している工房を訪ねました。

穏やかな町、清水で鳴り続ける音色

なだらかな山と静かな海に囲まれた穏やかな町・静岡市清水区。
古くより木工品が盛んなこの町に東洋音響があります。

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東洋音響はもともとオルゴールの音響部分であるムーブメントをつくっている会社で、10年ほど前から、地元の木工技術を活かした装飾やからくりの制作へとシフトしていきました。

同社代表取締役の杉山さん、専務の加福さん、そして製造部長で「からくり担当」という肩書の細江さんにお話を伺いました。

杉山社長曰く「戦後6~7社のオルゴールメーカーがあったのですが、今では2社になってしまいました。」後継者不足や海外生産への移行など、移り行く時代の中で様々な試練があったそうです。

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▲ 左から、加福さん、杉山社長、細江さん

「最初は工程の一部を外に頼んでいたのですが、私たちが望む基準に至らないことも多く、いっそ自分たちでやってしまおうということになりました。」と話す加福さん。

品質にこだわり、技術を学び、自分たちの手で作ることができる体制を整えたことは、東洋音響最大の強みといえるのだと思います。

木工技術のすごい技

トトロオルゴールで目を引くのがちょこんと乗った小トトロ。これは何度も何度もシルエットの改良を重ね今の形となりました。

シンプルな形ですが耳の角度やしっぽの大きさ、ほんの少しのずれでトトロらしく見えなくなってしまいます。木製品を仕上げているのは、からくり担当として腕をふるっている細江さん。

細江さんの手にかかると、小さな木片からあっという間にトトロらしいふくらみが生まれてきます。ひとつひとつを注意深く削りだす繊細な木工の技術だけでなく、そのもの「らしさ」を感じさせる、細江さんの長い経験があってこその技。

細かい調整と旋盤の技術によって、誰もが納得する小トトロの出来上がり。まさに職人技です。

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トトロだけでなく、きのこのカサの部分のコロンとした丸み。
これも細江さんによるものですが、手のひらでちょうど包み込めるような、温かみのあるきのこへと削り出していきます。

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きのこの色は赤と黄色。どちらも木目がうっすらと見える濃度で塗られています。

薄く塗るのは簡単なようで難しく、試行錯誤を続ける中、自分たちで塗装室まで手作りして仕上げるようになったそうです。

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また、こちらのリクエストによって、トトロオルゴールの"きのこ"は、地下1階展示室内「立体ゾートロープ」のきのこにイメージを近づけたものになっています。地下1階の展示室に行ったら、"きのこ"にも是非注目して見比べてみてください。

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▲ 立体ゾートロープ「トトロぴょんぴょん」のきのこ

さいごに

この工房では熟練の職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に仕事が行われています。

「手に取る人が癒されてくれるといいなと思います。オルゴールの音が嫌いって人は...きっとあまりいないですよね?」そう言って笑う東洋音響の方々からは、オルゴールへの深い愛情が感じられました。

オルゴールの生の音からはCDなどのデジタルでは味わえない波長を感じることができるのだそうです。
その波長こそ時代や年齢を超え人々を惹きつけるオルゴールの魅力なのではないでしょうか。
そして、トトロの持つ雰囲気と合わさり、より優しいものに感じられるのではないかと思います。

優しい音色、木のぬくもり、そしてトトロが生み出す世界観...この3つのバランスが見事なハーモニーを奏でるトトロオルゴールに癒されてみてはいかがでしょうか。

東洋音響の皆さま、ありがとうございました。
(2018年11月6日、静岡県・清水区にて収録)

今回は、新しいスタートがはじまる4月におすすめしたい、「書くもの」シリーズをご紹介いたします。是非お気に入りの1本を見つけてみてください。

くるくるえんぴつ(2B)「トトロのニセ受付」「クロスケ潜水窓」「上昇海流」

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各300円(税別)

鉛筆を手のひらに挟みくるくると回すと......表と裏に描かれた絵がひとつに見え、ロボット兵の周りには鳥が飛び、トトロは受付の中に、マックロクロスケは窓の中に入っているように見えるのです。回すのは速すぎても、遅すぎてもだめ。子どもはもちろん、大人もついつい手に取ってくるくる、くるくる...。夢中になってしまいます。

フローティングペン

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各800円(税別)

フローティングとは英語で「浮く」という意味。ボールペンを傾けるとふわふわとケーキハウスに入っていくムゼオキャラクターがとても愛らしいです。インクの色は全て黒、使い切りタイプです。

サイン看板ペン

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各3,200円(税別)

手に取ってびっくり!こちらは以前マンマユート便りVo.1でもご紹介した阿随金属工房さんによる、スタンド式のボールペンです。サッと使えて機能的でありながら、飾っているだけでも存在感がありますね。ショップでもサイン用のペンとして、レジ前に置いてあります。また、この看板は三鷹駅/吉祥寺駅から歩いて美術館に来る途中で実際に見ることができます。美術館の行きかえりには、ぜひ探してみてください。


2019年4月 ~幕開け!~

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4.1(月)

・本日、美術館に新たな12名の仲間が加わりました。朝礼では、スタッフの前で順番に挨拶をしていきます。それぞれが緊張しながらも、美術館ではたらく意気込みを熱く語ってくれました。清新でフレッシュな発言が続き、空気の色が変わったかのような朝。ほかのスタッフたちも気持ちを新たにするのでした。
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・新元号の発表会見とお昼休憩が重なったスタッフたちは、美味しいお弁当を片手に会見画面に夢中です。「なんか緊張するね」「寂しい...」と平成生まれのスタッフ。対する昭和生まれのスタッフたちは2度目の余裕なのか、平然とお弁当に舌鼓を打っています。発表されると、「レイワ...レイワ...」とうわ言のように繰り返す者や、「なんか新しい〜」と気持ちを高揚させて噛み締めるものなど様々。現場を離れられないスタッフへも、無線で「新元号は"令和"です」と、まるで美術館の官房長官のような発表が入り、各々が新しいスタートに想いを馳せる四月一日らしいいちにちとなりました。


4.2(火)

・今日は待ちに待ったお花見弁当の支給の日。今年は去年までと違うお弁当を注文をすることになり、ふたを開けるのも楽しみでした。お昼の時間にはすこし小雨が降りだしていましたが、川上くんは負けじと花見のお弁当、を決行したのでした。
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4.3(水)

・井の頭公園の桜が見頃を迎えている今日この頃ですが、ショップのスタッフは開館中ほぼ店内にいるので、外に出る機会がほとんどありません。なので朝のうちにショップ横の"カフェ近道"を出て、まだ誰もいないカフェデッキと井の頭公園の木々を眺めます。そして太陽の光をたっぷり浴びて、開館前にエネルギーをチャージ!「今日も1日頑張ろう!」と気合いを入れている山崎さんでした。
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4.4(木)

・3月にも来てくれていた女の子が、4月に入ってもう一度来てくれました。3月で小学校を卒業し、4月からは晴れて中学生になったそうです。ネコバスが中学生になったので乗れなくなって少し残念そうでしたが、「今まではネコバスに乗ることがメインだったけど、今日からは違った楽しみ方を見つけに来ました!」と話してくれました。いろんなものの見方ができるすてきな彼女の、人としての幅がこれからもうんと広がりますように、と願うスタッフでした。


4.5(金)

・新入社員たちは研修が続いています。講師の方に接遇マナー講習を受けたり、スタジオに出向いて顔見世に回ったりと大忙し。
20190405a.jpg<きれいなお辞儀を教えてもらっています>

20190405ab.JPG<こちらは社長のお話しを聞く時間>

チームで時間内に用紙を破いて形作るという課題には、ベテランスタッフチームも参戦。先輩としての威厳を保つべく、2つのお題を悪戦苦闘しながら形にしていきます。まずまずの出来、と満足していましたが、これは何ができあがったんでしょうか。20190405c.jpg
(「カメ」と「ゾウ」らしいです) 
役に立つか立たないかずっと先までわからなくたって、ともかく目の前のことに懸命に取り組む様子は、なんだかとても清々しく見えます。


4.6(土)

・ショップの今日の店内BGMは『ハウルの動く城』。すると小学生の男の子が"空中散歩"という曲に合わせて鼻歌を歌っていました。「ハウル好きなの?」と佐藤さんが尋ねると、「いつも給食の時間に流れてるんだ!」とのこと。空中散歩が流れる教室を想像し、なんだか優雅な給食!と思った佐藤さんでした。


4.7(日)

・カフェのデッキで冬の間中がんばってくれていたストーブが、春になってひとまずお勤めを終えることになりました。営業終了後にカフェの小川さんが労うようにストーブを拭いています。綺麗になって無事に役目を終えたストーブは、次の出番までお役御免となりました。20190407.jpg

宮﨑駿 新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ募集

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株式会社スタジオジブリでは、新作長編アニメーション映画の仕上げ(デジタルペイント)スタッフを募集します。
下記の要項をご覧になりご応募ください。


《募集要項》

募集職種
 :仕上げ(デジタルペイント)スタッフ

募集人数
 :若干名


応募資格
  • 年齢20歳以上
  • 社会人経験のある方優遇
  • OpenToonzもしくはRETAS、Photoshopによる作業経験がある方優遇
  • 2019年5月31日時点で日本国内に在住の方。制作に必要な十分な日本語力があること

契約形態
 :業務委託
 新作長編アニメーション映画制作のための、期間を定めた業務委託契約となります

契約期間
 :2019年10月1日以降とし、新作映画のデジタルペイント業務終了の日までとする(最短でも1年半程度の期間を想定しています)
契約期間の定めの無い雇用への変更は、原則としてありません

業務開始日
 :2019年10月1日、希望により応相談

報酬額
 :経験年数やスキルによって優遇します(報酬額 月額25万円以上)

業務時間
 :応相談

業務場所
 :東京都小金井市梶野町1-4-25 JR東小金井駅より徒歩7分(業務場所に関し特別な希望がある場合は応相談)

稼働日
 :原則として平日月曜日から金曜日。会社の営業日カレンダーに準ずる

 

応募要領

提出書類 :
  1. 履歴書
  2. 下記の履歴書専用フォームをダウンロードし、本人が直筆で記入のこと(直近3ヶ月以内の写真を貼付)
  3. 自己PR文
  4. 社会経験を通じて得た技術や資格等、自分なりの強みをお書き下さい。下記の自己PR文専用フォームをダウンロードし本人が直筆で記入のこと(800字以内)

    専用フォームはこちらをダウンロードしてください

    応募フォーム(PDF・236KB)


  • 公開・放送されたアニメーション作品に参加された事がある方は、その作品名及びその作品での役職名を明記したリストを添付してください(書式自由)
  •    

    ※必ず上記注意事項に沿って、書類をお送り下さい。指定された書式以外での応募や書類の過剰提出は、ご遠慮ください

    送付先
     〒184-0002 東京都小金井市梶野町1-4-25
     株式会社スタジオジブリ デジタルペイント係 宛

    応募締切
    2019年5月31日(金)必着 ※会社へ直接持ち込まれても、一切受け付けません
     

    面接の通知
    2019年6月14日(金)までに面接日を電話にてご連絡致します。
    応募多数の場合は選考をおこない、選外となられた方には通知を致しません。上記期日までの電話連絡の有無を選考通過の目安とし、電話やメールでのお問い合わせはご遠慮ください
     

    注意事項
     ※応募書類は返却いたしません
     ※応募書類に記載された個人情報は、選考の目的以外には使用いたしません。選考期間中は厳重に保管の上、終了後直ちに破棄いたします
     ※電話やメールでのお問い合わせ、ご質問にはお答えできません


    以上


    2019年55号

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    ファーブルの昆虫記 上・下 

    著者...ジャン・アンリ・ファーブル 編訳...大岡 信  岩波少年文庫 各760円
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     「ファーブル」という名前は知っていても、『昆虫記』を読んだことがない、もしくは「虫」の話に心惹かれないという人は多いかもしれません。けれど、それはもったいないことだと思います。食わず嫌いの可能性もありますよ、という気持ちでこの本をおすすめしたいと思います。
     著者であるジャン・アンリ・ファーブルは、1823年に南フランスの小さな町で生まれました。ファーブルが本格的に昆虫を研究するようになるのは20代後半です。その頃の昆虫学は虫の標本を分類するというやり方が主なものでした。けれども彼は生きた虫を観察すること、その生態を理解することが大切だと考えたのです。
     ある時、ファーブルは「タマムシツチスガリ」についての論文を読みました。そこには、タマムシツチスガリが餌として捕まえたタマムシがいつまでも腐らないのは、獲物に防腐剤のようなものを刺しているからだと書かれていました。ファーブルは、身近に生息する「コブツチスガリ」を観察します。観察に観察を重ね、獲物が腐らないのは神経が集中しているところにハリを刺すことで、獲物を麻痺させて生きたまま保存しているという結論を導き出します。
     本に書いてあることが真実とは限らない、目の前の虫たちから真実を知ろうと観察を続け、書き上げられた『昆虫記』からは私たちが見る世界とは別の世界が広がっています。宮崎駿監督は『本へのとびら』(岩波新書)の中で次のように語っています。「虫がとくに好きじゃなくてもこの本のとりこになります。なかでもフンコロガシの話にぼくはすっかり心をうばわれました。フンコロガシ達は動物のウンコをダンゴにまるめてコロガシていくのですが、だんだんそのオダンゴがおいしそうに思えてくるんです。ほんとうですよ。」
      全10巻の『昆虫記』から、この少年文庫には日本で日常的に見つけることができる昆虫を選んでまとめられています。私たちのすぐそばで驚くべき能力を発揮している小さな生き物。彼らが作るオダンゴが美味しそうに思えるか、気になる方はぜひ読んでみてください。

    だまされたトッケビ
    韓国の昔話

    編・訳...神谷丹路  画...チョン スンガク 福音館文庫 600円
    2090419phb.jpg
     昔々、あるところにトッケビたちが住んでいました。みんなで集まって酒盛りをしようと思ったのですが、お金がありません。そこで、近くに住むキムさんにお金を借りに行きました。「明日の晩には、必ず返すから。」トッケビは約束通り、お金を返しに行きました。ところが、次の日も、その次の日も、毎晩お金を返しに行ったのです。何も言わずお金を受け取っていたキムさんは、どんどんお金持ちになりました。何十年もたって、自分の失敗に気づいたトッケビは地団太を踏んで悔しがりましたが、後の祭りです。渡してしまったお金は返ってきません。それからというもの、トッケビは何とかキムさんに仕返しをしようと機会を狙っていましたが......。残念ながらキムさんが一枚上手だったというお話です。
     トッケビは、朝鮮半島に伝わる精霊というか妖怪のような不思議な存在です。人のすぐそばにいて、いたずらもするし、ちょっとまぬけなところもある憎めないトッケビのお話は、まだまだたくさんあるので読んでみてください。

    季刊トライホークス 54号 (内容紹介)

    「季刊トライホークス」は、図書閲覧室で3ヶ月ごとに発行しているフリーペーパーです。ここでは、図書室の本を紹介するとともに、様々な分野で活躍している方に本の紹介をしていただき、図書室の枠をこえ「本」と出会うきっかけ作りをしていきたいと考えています。

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    夢中になって読んだ本
    図書室でも大人気の絵本「じごくのそうべえ」シリーズの作者・田島征彦さん。今回は、田島さんが何度か作品の舞台として取り上げてきた"沖縄"の本を中心に紹介してくださいました。
    連載「ジュール・ヴェルヌとその時代(第4回)」
    作家の荒俣宏さんに執筆していただいた連載の最終回。『二年間の休暇』というタイトルのヴェルヌの代表作、実は日本人の間では別のタイトルで親しまれています。
    山猫だより「2018年の読書会」
    美術館の裏側(?)、日常について書いています。美術館では、毎月1回のペースで読書会を行っています。参加するための唯一の条件は、本を読んでくること。今回は2018年に読書会で取り上げた本について紹介しています。

    カフェ「麦わらぼうし」テイクアウトの新メニュー

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    「麦わらぼうし」のテイクアウトに、新メニューが加わりました。

    yamaomripoteto.jpg山盛りポテトフライ...¥450
    ホクホクしたおいしさが特徴の北海道産馬鈴薯を使用したポテトフライです。
    ジャガイモ全部の味を楽しんでもらうために皮付きのままカットしています。味付けはシンプルに塩のみでジャガイモのうまみをひきたてます。


    また、4月27日(土)~ 5月6日(月)の期間、カフェデッキでラムネやビールのワゴン販売がはじまりました。
    ふしぎ玉ラムネ ...¥200
    おいしい水   ...¥200
    風の谷のビール(ピルスナー・レッドエール)...¥650

    ※雨天中止です
    ※売切れ次第終了になります


    カフェ『麦わらぼうし』のメニュー一覧はこちら
    http://www.ghibli-museum.jp/cafe/menu/

    2019年7月・8月入場分チケットも、先行抽選販売を実施します

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    三鷹の森ジブリ美術館は、来場希望者が集中する夏休みシーズンの7月・8月入場分チケット発売に関して、毎月10日の【一般販売】に加えて、【先行抽選販売】を実施いたします。

    申込受付期間は、7月入場分チケットが5月25日(土)から31日(金)まで、8月入場分チケットが6月25日(火)から30日(日)までです。詳細は、後記<2019年夏休みチケット販売の概要>、ならびにローソンチケットのホームページをご確認ください。

    なお、2016年7月入場分から、購入者のお名前が印字される記名式のチケットになりました。美術館入口にて本人確認を行っていますので、転売チケットであると判明した場合には、入場をお断りいたします。

    今後も、より多くの方にジブリ美術館を楽しんでいただけるような取り組みを行っていく所存です。
    みなさまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。


    <2019年夏休みチケット販売の概要>

    (1)チケットの種類

     日時指定の予約チケット(入場引換券)
     入場時間は1日4回(入場時間 10:00/12:00/14:00/16:00)


    (2)発売価格(税込)

     大人・大学生 1000円
     高校・中学生 700円
     小学生 400円
     幼児(4歳以上) 100円


    (3)先行抽選販売

     【申込方法】
      1)インターネット https://l-tike.com/ghibli/ ※ローソンWEB会員(無料)に登録が必要です
      2)電話    0570-084-639 ※発信者番号を通知しておかけください
     【申込枚数】 1回申込み6枚まで  ※同一日時での複数エントリー不可
     【支払方法】 ローソン店頭決済、または、クレジット決済
           ※電話申込はローソン店頭決済のみ
     【発券方法】 ローソン店頭にて手続き
           ※発券期間を過ぎても発券されない場合、当選チケットはキャンセルされます
           ※インターネットで申込み、かつ、クレジット決済をされる場合のみ郵送も可

     【スケジュール】

    7月入場分8月入場分
    受付期間 5/25(土)12時~5/31(金)23時59分まで  6/25(火)12時~6/30(日)23時59分まで 
    当落発表  <インターネット申込>
     6/9(日)15時 ~ メールにて通知
    <電話申込>
     6/9(日)15時 ~ 6/12(水)23時59分まで
     上記電話にて確認
    <インターネット申込>
     7/9(火)15時 ~ メールにて通知
    <電話申込>
     7/9(火)15時 ~ 7/12(金)23時59分まで
     上記電話にて確認
    発券期間 6/9(日)15時 ~ 6/13(木)23時まで 7/9(火)15時 ~ 7/13(土)23時まで


    (4)一般販売

    7月分は6月10日(月)10時より、8月分は7月10日(水)10時より、従来通りの方法で発売いたします。(店頭での直接購入、インターネット/電話で予約のうえ、店舗にて発券・購入)

    ※先行抽選販売は2019年夏休みシーズン(7月、8月入場分)のみ実施いたします
     9月分以降の入場チケット販売は、前月10日からの一般販売のみになります
    ※営利目的のチケットの転売はいかなる場合も固くお断りいたします
    ※オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場をお断りいたします


    2019年5月1日

    2019年5月 ~喜色満面~

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    5月

    5.1(水)

    ・今日はシトシトと雨が降りちょっと肌寒い1日でした。夜になり誰もいなくなってから、1匹のカエルのお客さまがまだ残っていました。ゆっくりと雨を楽しんで移動しているので、どこへ向かうのかと追いかけると、とある一点を見つめて立ち止まりました。立ち止まったのは、美術館の紋章が刻まれたレンガの前。なにかを熟考するかのように、紋章を見つめるカエル。本日はもう閉館ですが、紋章の秘密はゆっくり考えてみてください。
    20190501.jpg<なぜ鷹が3匹?>


    5.2(木)

    ・ゴールデンウィーク期間は各地からたくさんのお客様が来てくださいます。テイクアウトでも朝からアイスクリームが大人気です。関西から来たという3人家族のお母さんが、「ここをメインに旅行に来たんだけどな~!」と笑っていますが、小さな男の子がお父さんに抱っこされてスヤスヤと眠っていました。カフェスタッフが起こさないように「(ミルクのソフトクリームです...)」と小声で手渡すと、寝ていた男の子がハッと突然目を覚ましました。旅行の思い出がソフトクリームだけでも、その記憶を持って帰ってくれますように...と、手を振って見送るスタッフ達でした。


    5.3(金)

    ・地下1階常設展示室にあるトトロぴょんぴょんをしばらく見つめていた5歳くらいの女の子。あまりにも真剣な眼差しで見ているのでお父さんが話しかけます。すると、「メイちゃんのように高く跳ぶにはどうしたらいいの?」と大縄跳びをするメイちゃんを指差す女の子。一生懸命に真似をしながらジャンプジャンプ...。よくよく聞いてみると、女の子は、いままさに縄跳びの練習中らしいのです。メイちゃんの動き、参考になっていると良いのですが。


    5.4(土)

    ・美術館の休館日にカフェのスタッフ数名で桃の受粉作業をさせてもらいに行ってきました。ダチョウの羽が付いた棒に花粉をまぶし、桃の花1つ1つに優しくつけていく作業です。一見簡単そうに見えますが、高い桃の木だと2メートルを超すものもあるので花粉をつけた枝を把握しながら全ての花に丁寧に受粉させるのは根気が必要です。緊張した面持ちで作業をしつつも、夏にどれだけの桃が実るのか楽しみな久津間さん。桃は「こんがりふんわりチーズパイ」に添えられていますので、お越しの際はぜひ召し上がってみて下さい、とのことでした。
    20190504.jpg


    5.5(日)

    ・閉館後にラッピングの練習をする新人の馬場くんと高橋さん。はじめは苦戦する人も多い、ショップスタッフの登竜門です。ゆっくりだけれどとても丁寧に包む馬場くんと、大胆にどんどん挑戦してコツを掴んでいく高橋さん。2人のラッピングデビューまで、もう少しです!
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    5.6(月)

    ・5月生まれのショップの森田くん。誕生日の前後には大好きな抹茶のお菓子をたくさんもらって幸せそう。他のスタッフの前でこれ見よがしに食べてみたり、デスクの上に並べて飾ってみたり、またそれを眺めて満足そうにしていたりと、「そこまで喜ばれると、逆にかわいい」となんだか妙な方向から他のスタッフの癒しになっていました。


    5.7(火)

    ・ショップの佐野くんが神田明神で開催中の「鈴木敏夫とジブリ展」のグッズ売り場へ応援に行くと、ひとりの男性に声をかけられました。その方は2016年に熊本市現代美術館で開催された「ジブリの立体建造物展」でショップの店員をされていた方でした。この日たまたま訪れた神田明神で、当時一緒に設営を行った佐野さんを見かけ、声をかけてくれたとのこと。3年前のほんの数日間の出来事なのに、覚えていてくれたなんて......! と、やたら感動したという佐野くん。人との出会いを大切にしたい、と語っていました。


    5.8(水)

    ・朝早くからカフェでは川村さんがカレールゥを仕込んでいます。小麦粉を油で炒め、粉けがなくなったらブレンドしたカレー粉を加えて、それからしばらく炒め続けます。カフェからカレーの香りが休憩室まで漂うので、カレールゥの仕込みがある日はその香りお昼ご飯かその日の夕飯にカレーにしよう...と思うスタッフが増えるのだとか。そしてカレーの臭いが身体に染みついてしまった川村さんは、一日中「ぼく、カレー臭くない?」と気にしているのでした。
    20190510.JPG


    5.9(木)

    ・今年で入社2年目となって、お客様との会話も増えてきたという桐林さん。展示物や建物への質問をされると、丁寧にこたえています。「色々な質問に答えていると、まだまだ勉強が必要だと感じるんです。」と話す桐林さん。頼れる仲間が成長しているのを感じて、先輩スタッフたちも嬉しそうにしていました。


    5.10(金)

    ・「さっきすごいステキなことがあったんだよ〜!」とトライホークスの鈴木さん。「『むらさきいろの童話集』はありますか?」とにこやかな婦人がいらしたそう。子どもの頃大切に読んでいた本だそうですが、その話をお孫さんにしたところ、「その本、ジブリ美術館でみたよ!」と聞いて、今日はその本を求めてがんばって予約して来てくれたとのこと。「まさかまた再会できるとは...!」と本を手に顔をほころばせるご婦人に、思わず嬉しくなった鈴木さん。そんなお話をレジの前でしていると、後ろに並んでいたお客様が「今の話を聞いていたら僕も読みたくなっちゃったので、同じ本、ください。」と思わぬ連鎖が起きたそう。こんな登場人物が全員ステキなエピソードある~?と、感心するやら感動するやら、スタッフ一同も盛り上がった一日でした。


    5.11(土)

    ・メンテナンス休館に向けて、屋上の池にいるメダカを捕まえようと必死な2Fスタッフの面々。しかし、メダカたちも捕まえられることを察してか、岩の下に潜ってなかなか出てきてくれません。そこに「メダカ奉行」と密かに囁かれている三橋さんが登場。一日かかってもなかなか捕まえられなかったメダカたちを、ものの30分で見事に全部捕まえた三橋さん。感謝しつつも「あの時間はなんだったのか...」と肩を落とす2Fスタッフでした。


    5.12(日)

    ・弟の乗ったベビーカーを押しながらやってきた小学生くらいの男の子。スタッフが「小っちゃなパパだね!」と話しかけてみると、男の子は胸を張って誇らしげに「うん!」と返事をしてくれました。その後もベビーカーに乗った弟くんをあやしてあげたりと、弟思いの小さいパパのお兄ちゃんは、とても立派でした。


    5.13(月)

    ・天気のいい日、根津くんがカフェ近道にいます。「このガラスの天井はこだわりだから...ピカピカにしないと!」と言いながら掃除をしています。でも見ていると、ホースから出る水で虹を作ったり、わっ濡れた〜!と嬉しそうにしていたり、なにやら大はしゃぎ。なんでも楽しい仕事に変える人、そんな根津くんです。
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    5.14(火)

    ・カフェの営業終了後、新メニューの試食会が行われました。調理工程を確認しながら準備をする担当者や、料理の食材やこだわりのポイントをメモして学ぶ人、カフェスタッフは真剣です。夏を感じさせるさわやかな新メニュー、お客様へのお披露目はもう間もなくです。
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    5.15(水)

    ・カフェデッキで空をキョロキョロと見渡している女の子。見つめる先には大きなトンボがいました。「こわい!」と言いながらも「大きなトンボを見るの初めて!」と夢中で追いかける女の子。トンボは春と夏と秋で見られる種類が違いますが、見たことのない珍しいトンボが空高くへ飛んでいくのを一緒に見守る曽我さんなのでした。

    カフェ「麦わらぼうし」の新メニュー

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    これから迎える夏本番に向けて、カフェ「麦わらぼうし」では季節の新メニューがはじまりました。

    ※メニューは、内容・価格ともに予告なく変更されることがありますのでご了承ください。詳細はご来店時にカフェスタッフにお問い合わせください。
    ※料理に使われている食材のうち 7大アレルゲン(小麦・卵・乳・そば・落花生・えび・かに)を表示しています。
    ※価格はすべて税込みです。

    喫茶室

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    ミートソースのごちそうスパゲティ

    ¥1,600

    洋食の定番ミートソースパスタを麦わらぼうし風に仕上げました。もちもちで食べ応えのあるパスタに、数種類のスパイスやトマト、それぞれの特徴を感じられるよう粗めに挽いた北海道の放牧豚、牛肉、豚のソミュール漬けウデ肉を自家製チキンブイヨンで煮込み、豊かな味わいに仕上げたミートソースをかけています。ゆで上げたパスタに絡めたハーブペーストが隠し味。おなかいっぱいでも思わず食べてしまいます。

    小麦
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    大麦入りのおひさまスープ(パン付き)

    ¥950

    じっくり時間をかけて煮込んだチキンブイヨンに、甘さと独特の爽やかな風味をもつハーブのタラゴンを加えたシンプルなスープ。たくさんの季節野菜の様々なうまみをとじ込めました。そこに、あざやかな色のトマト、食感のたのしい丸麦や丘ひじき、モッツァレラチーズを飾り付け、最後まで飽きずに食べていただけるいろとりどりなスープです。

    小麦
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    ふしぎ玉をのせたレアチーズ

    ¥700

    ヨーグルトの酸味とチーズの香りをバランスよく配合し、できる限りゼラチンを減らしやわらかな食感に仕上げました。ケーキの上にのせたまんまるボールは食べてのお楽しみ。大人から子どもまでみなさんでお楽しみいただける、暑い夏にぴったりのひんやりさわやかなレアチーズケーキです。

    小麦
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    ふんわりレモンのシフォンケーキ

    ¥700

    レモンピールとレモン果汁をふんだんに練りこんで焼き上げたシフォンケーキに、卵黄たっぷりでレモン味のアングレーズソースで飾り付け、ハチミツの香りを含ませたヨーグルトベースのムースを添えて出来上がり。味も香りもレモンたっぷりさわやかで贅沢なシフォンケーキに仕上げました。

    小麦

    テイクアウト

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    さっぱりチキンのタルタルドッグ

    ¥650

    胚芽の入ったドッグパンに、生姜醤油で下味をつけ低温調理でしっとりとした鶏むね肉とタルタルソースを一緒にはさみました。タルタルソースはほのかに加えたマーマレードの香りが最後に口の中に広がる優しい味わいです。最後に自家製のピクルスをあしらって完成。開放感のあるカフェデッキで、さわやかなドッグサンドをどうぞ。

    小麦

    2019年6月 ~初夏です~

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    6月

    6.1(土)

    ・6月から新メニュー、テイクアウトの「さっぱりチキンのタルタルドッグ」が始まって、テイクアウトは活気が溢れています。これまで店内で接客していた佐野さんも配属になり、てきぱきと仕事をこなしています。佐野さんの持ち前の明るさと元気な声も加わり、最近とみに賑わっているテイクアウトコーナーです。


    6.2(日)

    ・休館中に館内のドライフラワーも一部が新しくなりました。ここは女子トイレ。女性の方はきっとあたらしい発見できますが、男性の方はイマジネーションを駆使して、どうかご想像ください。
    201900602b.jpg<写真でどうぞ>


    6.3(月)

    ・メンテナンス休館中に、パティオの山小屋の大掃除。山小屋の中に置いてあったものをパティオに出して、部屋に風を入れて息吹かせます。大掃除の後は、レイアウトも少し変更。どんな山小屋になるのでしょうか。
    20190603.jpg


    6.4(火)

    ・メンテナンス休館が開けて、新しくなった十代目ネコバス。スタッフは口を揃えて「なんか可愛くなった...?」と驚きの声。口が大きくなったような...耳が大きくなったような...鼻が低くなったような...などなど様々な声が聞こえてきます。ネコバスの笑顔、見に来てくださいね。


    6.5(水)

    ・いつも入口周辺の植栽に率先して水やりをしてくれる中原くん。ホースの先からのしぶきには、キレいな虹が弧を描いています。中原くんは当然のように上手にホースを操り虹を作りだしていますが、そこへ玉井くんが近づいてきて、「すごい!それ、どうやったらできるんですか!?」と子どものように大興奮。中原さんに教えを乞うていますが、中原くんは、「ぼくレベルになれば簡単だよ!」と、ちょっともったいぶっています。玉井くんは虹をかける男になれるでしょうか?夏場に向けて欠かせない水やり、本来の目的と同時に、虹についても精進してください。


    6.6(木)

    ・カフェ近道のつきあたりから見えるある1本の木に丸い穴が開いており、代々、鳥やヘビなど色々な生き物が住んだり隠れたりと穴型住居になっています。現在は鳥の親子が住んでおり、親鳥がせっせと雛に餌を運んでいるのが見えます。人が近づくと警戒して巣に戻ってこないので、こっそり遠くから見守っています。
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    6.7(金)

    ・カフェデッキでは早くも「蚊取り豚」が登場しました。朝の準備をしているスタッフから「蚊がいる!」と通報があったようです。「蚊取り豚」を見たお客様は「豚の置き物かと思ったら蚊取り線香だよ!」と楽しそうにお話ししています。そんなデッキの様子を「毎年の風物詩だねぇ、あっという間に夏が来るよ。」とつぶやくカフェスタッフ達なのでした。
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    6.8(土)

    ・ショップの閉店後、御山さんの誕生日を記念(?)し、馬場くんvsと御山さんの「腕相撲対決」が行われました。力仕事に定評のある御山さんへの、若手男子の初挑戦。盛り上がりを見せた注目の一戦、結果は......馬場くんの勝利!!思わぬ男女対決で盛り上がるショップスタッフでした。
    20190608.jpg


    6.9(日)

    ・ショップが開いてしまう前に、1歳くらいの男の子がひとりでするりとロープを抜けて店内へやってきました。なぜか「いらっしゃいませ、下見ですか?」と、なんだかウキウキと嬉しそうなスタッフたち。遠藤さんがひょいと抱っこし、お母さんのところへ連れていってあげました。4歳になる息子さんが赤ちゃんだった頃を思い出した遠藤さん、懐かしい気持ちになったとのことでした。

    2019年56号

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    だれが君を殺したのか

    著者...I.コルシュノウ 編集...上田真而子  岩波書店 品切重版未定
    20190625darega.jpg
     17歳の少年クリストフは、峠を自転車で疾走し、事故にあって亡くなりました。彼が埋葬される日、教会に集まった大人たちは悲しんでいるような顔つきで座っていました。少なくとも親友だったマルティンにはそう見えました。クリストフの最期の目撃者であるマルティンは、彼の死は本当に事故だったのか、親たちや教師、クリストフの恋人と話していくなかで考えます。
     話しかけてもこたえなかったり、噛みつくような態度をとる、かたくなで複雑な10代の少年少女たち。感受性の豊かなクリストフはまさにそんな少年で、その振る舞いのために頻繁に教師たちの攻撃を受けて傷つき、体に怒りとあきらめをためていきます。またクリストフの父親はとても厳しい人で、言うことをきかせるために息子の大切なものを取り上げる人でした。
     物語はクリストフを隣で見ていたマルティンの視点で語られるため、難しい年ごろの子どもに自分たちの理想を押しつけ、追いつめていく大人たちの理不尽さを、細かく描いていきます。悲劇は突然起こったのではなく、大人たちによって少しずつ作り出されたと知らされているようで、胸が痛くなります。一方でマルティンは、クリストフの死を悼み、マルティンを気づかう大人たちの存在も知ります。またマルティン自身も、恋人だったウルリケも、自分たちがあんなことをしなければ、と心を揺らします。そしてクリストフの事故の真実とは......。親友の死と向き合いながら自分で考え、悲しみを乗りこえて歩き出すマルティンの姿に、明るい未来が感じられました。
     子どもの残酷さ、大人の愚かさ、生きているなかで生じる矛盾と妥協。世界中にありふれている問題を、一人の少年の死を通して示すこの作品は、ほろ苦い青春物語という枠ではくくれません。大人にも子どもにも、あなたはどう生きているのかと、強く問いかけてくる物語です。

    一万歳生きた男
    子どもに語る
    モンゴルの昔話より

    訳・再話...蓮見治雄  再話...平田美恵子 こぐま社 1,600円
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     昔あるところに、トゥンジンフーという若者がいました。ある時、閻魔(えんま)大王の使いの男がやってきて、ラクダ三十頭につんだ銀とラクダ十頭につんだ食べ物を、ラクダ五頭分の金に換えてくるように頼みました。トゥンジンフーが銀や食べ物を売り、金を持っていくと、使いの男はお礼にトゥンジンフーの名前を閻魔帳からけずってくれました。閻魔帳に名前がなければ死ぬことはありません。トゥンジンフーは金持ちになり、妻をめとり、子どもも生まれましたが、妻や子どもが死んだ後もずっと生き続けました。ある時、トゥンジンフーが死なずにいることを知った閻魔大王は、トゥンジンフーを地獄に連れてこようとしますが......。一万歳のトゥンジンフーが、最後は地獄で楽しく暮らしたというお話です。
     海に囲まれている日本と違って、隣国と陸続きのモンゴルではよその国の神様も昔話に登場します。また、日本でよく知られている「スーホの白い馬」のように、モンゴルの人と共に生きる動物たちが多く登場する、草原の国のお話です。

    季刊トライホークス 56号 (内容紹介)

    「季刊トライホークス」は、図書閲覧室で3ヶ月ごとに発行しているフリーペーパーです。ここでは、図書室の本を紹介するとともに、様々な分野で活躍している方に本の紹介をしていただき、図書室の枠をこえ「本」と出会うきっかけ作りをしていきたいと考えています。

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    夢中になって読んだ本
    絵本作家のさとうわきこさんにお話を伺いました。元気いっぱいのおばあちゃんやお母さんが活躍する「ばばばあちゃん」や「せんたくかあちゃん」シリーズでご存知の方も多いと思います。さとうさんが惹かれた言葉と絵の世界の一端をご紹介します。
    連載「ロアルド・ダールとその作品(第1回)
    新連載ではロアルド・ダールと彼の作品を特集します。第二次世界大戦中、英国空軍のパイロットだったダール。負傷して引退した後、米国で大使館に勤め、物語を発表します。短編の名手として評価された後、児童書を書くようになり、多くのベストセラーを世に送り出します。初回は映画化もされ有名になった代表作『チョコレート工場の秘密』を取り上げました。
    山猫だより「企画展の本」
    美術館の裏側(?)、日常について書いています。昨年11月から始まった「映画を塗る仕事」展の関連書籍として、図書室に置いてある本を紹介しました。企画展に合わせて、ぜひ手に取っていただけたらと思います。

    「とびだせ三鷹の星空へ!天文台とアニメーション!」夏休みの体験に、国立天文台のドームシアターに来ませんか?

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    夏休みの8月20日、東京都三鷹市にある国立天文台のドームシアターで、アニメーション「おおきなぞうとあっちゃんの星」が上映されます。上映は無料で、応募多数の場合は抽選となります。
    詳しくは、こちらから https://animefestival.jp/ja/190820mitaka/
    たくさんの皆さんの、ご応募をお待ちしています。
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    ©ROBOT/さらい

    【概 要】
    最近、夜空を見上げたことがありますか?宇宙には、どれだけ星があふれているのでしょう。夏休みの体験に、国立天文台のドームシアターに来てみませんか?
    アニメーション「おおきなぞうとあっちゃんの星」を見れば、ゆかいな星たちと出会えます。アニメーションに登場する星々をホンモノの天文学者の解説で旅すれば、まるで宇宙船に乗った気分!三鷹の真ん中で、大迫力の星空の旅が楽しめます。森に囲まれたドームシアターで、ここでしかできない星空体験を、ご家族でご一緒にいかがでしょう?
    【日 時】 2019年8月20日(火)
      1回目:11:00~12:00
      2回目:13:00~14:00
      3回目:14:20~15:20
      4回目:15:40~16:40 ※全回入れ替え制です。
    【会 場】 国立天文台4D2Uドームシアター(東京都三鷹市大沢2-21-1)
    【対 象】 小学生以上
    【入場料】 無料
    【募集人数】各回40名様(抽選です)
    【申込期間】2019年7月5日(金)13:00~2019年7月15日(月)23:59
    【主 催】 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会/株式会社ロボット/株式会社さらい/国立天文台
    【賛 助】 三鷹の森ジブリ美術館

    詳細情報は応募サイトでご確認ください。

    2019年7月 ~めっけもの~

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    6.27(木)

    ・6月にカフェからショップへと異動になった台湾出身の陳さん。お客様から「あれー!チンさんがこんなところにいる!」「ショップの制服も似合うね」などとショップの中でも声をかけられています。そんな陳さんは母国語に加え日本語や英語も堪能で、店内に飛び交う色んな国のことばをキャッチしています。ある日トトロのシャーペンを持った親子が「バルス!」と言っているのを耳にした陳さん。(それはラピュタの商品じゃないのに何故...?)と不思議に思っていると、どうやら中国語で「864(bā, liù, sì)円」とシャーペンの値段のことを話しているのが、バルス、に聞こえたということが判明。陳さんならではの聞き間違いでした。


    6.28(金)

    ・高畑さんの奥様からたくさんのさくらんぼが届き、ツヤツヤと美しい粒にスタッフは大喜び。20190628a.JPG20190628b.JPG20190628c.JPG大きなさくらんぼを手にした休憩時間の笑顔がたくさん寄せられました。


    6.29(土)

    ・カフェのキッチンでプチトマトを拭いていた川村さん。中から双子のプチトマトを発見して嬉しそうです。「日誌用に写真を撮らせて下さい!」と田中さんがお願いすると、コロンとお皿にのせてくれました。「このプチトマトも料理に使うんですか?」と聞くと「味見用だな。半分味見していいよ。」と切ってくれました。食べてみると甘酸っぱくて味がしっかりしていたのでビックリ。土壌の影響か気象の影響かわかりませんが、野菜だって見た目で判断できませんねと、モグモグ半分こしながら顔を見合わせる2人なのでした。
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    6.30(日)

    ・休憩時間にはパンを食べているパン好きスタッフが多いのですが、クロワッサンには様々な食べ方があることで話が紛糾しています。あるスタッフは端と端から食べて最後に真ん中を食べる。別のスタッフは真ん中を剥いてちぎって食べる。全部潰して食べる、と主張するものも。お互いの食べ方を聞き、みんながみんな違う食べ方であるのを驚くのと同時に、「奥が深いな。」と、謎のシンポジウムをくりひろげるスタッフでした。


    7月

    7.1(月)

    ・2Fスタッフの塚原さんが屋上で大発見。なんと木々の中に、絶妙に隠れいつのまにかヒヨドリの巣が作られていたのです!鳴き声に誘われてそっと木々をかき分けると、赤みがかった雛たちが天に向けてクチバシを必死に動かしている様子が見られます。大の鳥好きの田中さんは「こんな間近で見られるとは...!」と大感激。「もっと早くに気づいていれば、巣を作る過程もみられたのに...」とさすがの探究心。そして、注目すべきは雛たちばかりではありません。日中、餌を運びに来た親鳥がロボット兵に止まると、周りのお客様からは「オー!」と歓声の声があがりました。「せっかくのシャッターチャンスだったのに見入ってしまいました...」という方も。梅雨の到来と共に新しい命が芽生えた屋上で、親鳥と雛の成長を楽しみに見守るスタッフなのでした。
    20190703.jpg<ごーはーん!>


    7.2(火)

    ・東京国立近代美術館で高畑勲展がはじまりました。この展示に協力している学芸や展示チームはもちろん、ウワサでもれきく貴重な資料の数々をみにいった面々は、聞いていたとおりの見ごたえがある内容に涙したり、「4時間もみていた」というツワモノがいたりと、充実した感想。しかし石光さんや小林さんは、"グッズは何を買ったか"、は外せないようで、いっぱいの袋から次々とグッズを取り出し、これもかわいかった、あれは貴重だった、とお買い物を披露しあってました。


    7.3(水)

    ・カフェの喫茶室にで、女の子が一所懸命に何かを書いています。自分で"ジブリ美術館のしおり"を作ってきたので回ったところにチェックを入れていたのだとか。しおりの最後にあった感想ページに、今日一日の出来事を丁寧にじっくり書いている後ろ姿に(世界に一つのしおりができますように...)と素知らぬふりをしながらも心の中でエールを送ったカフェの丹藤さんでした。


    7.4(木)

    ・カフェのテイクアウトにやってきた女の子が「こんにちは!」とニッコリと笑顔で元気に挨拶してくれました。すると後ろからきたお父さんが「歯が...。」とつぶやいています。女の子の前歯は、1本抜けて生え変わり中。「抜けた歯は屋根の上に投げましたか?」とおたずねすると、「昔はそうでしたよね!」とお父さんと話が盛り上がります。横で聞いていた小川さんは、「今度親知らずを抜きます...。」と自分のこともボソリ。自然に歯が抜けた女の子の愛嬌ある笑顔がなんだか羨ましい小川さんでした。


    7.5(金)

    ・カフェの川村さんがキャベツの外葉が大きいからととっておいてくれました。この大きさを伝えるには人の顔と比較するのが一番わかりやすいと、キッチンの女子スタッフに協力を要請。山梨県から送られてきたキャベツを手に「気候が温かくなると野菜も大きくなってくるな!」と毎日毎日食材と向き合っているためか、少しの変化にも知らず知らずのうちに敏感なキッチンスタッフです。
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    7.6(土)

    ・ある朝カフェの中庭で「きのこ」を発見。みんなまったく気付かず「いつから生えてたんだろうね。」と話していると「きのこは1日で生えてしぼんでしまうものもあるからね。」と小池さん。調べてみるとニオイコベニタケという名の似たきのこを発見。ニオイコベニタケは初夏から秋にかけてマツ科やブナ科の樹下に発生する綺麗なピンク色をしたきのこです。なんだか突然のきのこの登場に朝から盛り上がるカフェスタッフ達でした。
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    7.7(日)

    ・小学生くらいの男の子が入館を待っていると、どこから飛んできたのか、カナブンが男の子の肩に着地。驚いた男の子が何とかして振り落とそうと必死に体を振っていますが、しがみついているカナブンはなかなか離れてくれません。すると近くで見ていた同じ年くらいの男の子が、おもむろにヒョイっと取ってくれました。取ってもらった男の子が「ありがとう!」と言うと、取ってあげた子も「どういたしまして!」と、どうやら友達になっていました。2人を繋いだカナブンは、ぶーんと三鷹の森に帰っていきました。今日は七夕です。

    株式会社ジブリ美術館 三鷹の森ジブリ美術館 正社員募集のお知らせ

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    三鷹の森ジブリ美術館では、下記の通り2020年4月入社の正社員を募集します。

    業務内容
    国内外を問わず多くのお客様が来館される当館にて、美術館の運営、カフェでのサービス、及び、ショップでの商品の販売。
    なお、各業務間でのジョブローテーションのほか、企画系部署等への異動の可能性もあります。

    人数
    若干名

    年齢
    28歳位までの方(若年層の長期キャリア形成のため)

    求める人材
    • 明るく元気で人づきあいに自信がある人
    • 体力があり、体を動かすことが好きな人
    • 好奇心旺盛で遊び心があり、日常を楽しむことができる人
    • 雑学も含めて知識が豊富で、自分の言葉で話ができる人

    雇用形態
    正社員

    待遇・勤務時間など
    • 給 与...月給22万円以上(20歳時点)
    • 通勤費...全額支給
    • 制 服...一部貸与
    • 昇 給...年1回
    • 賞 与...年2回
    • 福利厚生...社会保険完備/確定給付年金制度/社員旅行など
    • 休日休暇...週休2日制/年末年始休暇/年2回長期休暇あり(年間休日125日前後)
    • 労働時間...8:00~19:30の間のシフト制(実働8時間※時短勤務あり)
    • 勤務地...三鷹の森ジブリ美術館(正式名称:三鷹市立アニメーション美術館)

    応募要領

    履歴書と自己紹介文のフォームをダウンロードし、本人が自筆で記入。
    ※職務経験がある方は、職務経歴書を添付してください。(形式不問)
    • 履歴書 (最近3ヶ月以内の写真を貼付)
    • 自己紹介(800字程度) ※自己紹介は、ダウンロードした書式に記載されているテーマで記述してください。


      2019三鷹の森ジブリ美術館社員応募書類(PDF・121KB)

    応募締切
    2019年8月31日(土)書類必着
    ※先着順で選考をはじめます
     

    選考方法
    書類選考後、通過者にはその旨電話にて連絡し、面接させていただきます。電話連絡は、9月19日(木)~9月23日(月・祝)の期間にいたします。書類選考を通過されなかった方には連絡がいきませんので、あらかじめご承知おきください。
     
    1次面接:9月26日~10月5日の間
    2次面接:10月中旬
    3次面接:10月下旬
    採用内定通知:10月末

    書類送付先(郵送でのみ受け付けます)
    〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-1-83  三鷹の森ジブリ美術館 採用係

    注意事項

    *応募書類は返却いたしません。

    *多数の応募を頂戴する関係上、書類選考に漏れた方には連絡がいきませんので、恐れ入りますがあらかじめご了承ください。

    *会社訪問は受け付けておりません。

    *応募書類に記載された個人情報は、採用の目的以外には使用いたしません。採用期間中は厳重に保管の上、終了後直ちに破棄させていただきます。

    *株式会社ジブリ美術館は、2018年10月に株式会社スタジオジブリから分社した、スタジオジブリの完全子会社です。

    以上

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