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Channel: 三鷹の森ジブリ美術館
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2月 新発見

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2.16(月)

・閉館の鐘デビューの矢澤さん。鐘を鳴らして歩く道順など、ポイントをまとめた紙を緊張した面持ちで確認していました。しかし、いざ館内へ入ると美術館に響くその鐘の音は堂々としていて、初めてとは思えないほどでした。
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<チェック中>


2.17(火)

・事務所ではカフェの丸山くんが寝不足の様子。聞いてみると「昨日子どもがなかなか寝なくて...あまり眠れなかった」と新米パパさんならではの苦悩をポロリ。しかし隣の席の郎さんには幸せアピールに聞こえたのか、「あー昨日はよく寝た~!むしろ寝すぎて調子悪いな~!」と独身貴族の自由さをアピールし、丸山くんに対抗するのでした。


2.18(水)

・雨の日、小川くんがカフェデッキにいる姿を見て、"命名の達人"小池さんがあだ名をつけました。その名も「マレーグマ」。雨で髪が濡れたその風貌は言い得て妙で、「わかる気がする!」「確かに!」と多くのスタッフから賛同されていました。「マレーグマ」をちゃんと見たことがない小川くんはさっそくインターネットで検索。「おっさんとかわいさが交錯する...」という表記を見つけ複雑な表情をしていました。


2.19(木)

・長きに渡って美術館を綺麗にしてくださっていた山田さんが退職されました。美術館の清掃は山田さんなしでは語れません。それだけ美術館にとって大切な存在であり、いつも優しく楽しいおしゃべりをしてくれるみんなのお母さんのような存在でもあります。いつ抜き打ちでいらしても恥ずかしくないよう、これからも美術館を常に磨き上げておきます。山田さん、本当にお疲れ様でした。
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2.20(金)

・首から飛行石のネックレスを下げたお子さん。よくよく見ると他のものと様子が違うので尋ねてみると、お母さんが折り紙を丸めて作ってくれたとのこと。世界で1つだけのすてきな飛行石に、私たちまで幸せな気持ちになりました。


2.21(土)

・新人の鈴木さんが、受付から外エリアの研修に移りました。北国生まれとあって寒さに負けず奮闘中ですが、そんな彼女の原動力は「食べること」。石光さん、小幡さんに続く「くいしんぼう」の登場ですが、今後どんな頭角を見せていくか楽しみです。


2.22(日)

・「コロの大さんぽ」の"コロ"のぬいぐるみが何よりも好きなショップの福島さん。その"コロ"を手に持ってレジに並んでいた小さな女の子に、「いいねぇ。買ってもらうの?」と話し掛けました。すると、お母さんが「土星座で短編映画を見て、娘が初めて感動して泣いたんです。"トトロ"が大好きだから、ぬいぐるみでも買ってあげようとお店に入ったら、"コロ"を見るなり抱っこして、他の物には見向きもしなかったんですよ。」と教えてくれました。何気なく話し掛けたことが、思いもよらないエピソードを聞けるきっかけになり、改めて"コロ"の愛らしさを実感したのでした。


2015年7月、8月分入場チケットに限り、先行抽選販売を実施します

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三鷹の森ジブリ美術館は、2015年夏休みシーズンの7月、8月分の入場チケットに関して、毎月10日の一般販売に先行して抽選販売を実施します。

申込受付期間は、7月分入場チケットが5月25日(月)から31日(日)まで、8月分入場チケットが6月25日(木)から30日(火)まで。詳細は、後記<2015年夏休みチケット販売の概要>、ならびにローソンチケットのホームページをご確認ください。


三鷹の森ジブリ美術館では、2001年の開館以来、安全で快適な空間を楽しんでいただくために、日時指定の事前予約制を採用してきました。入場チケットについては、全都道府県に店舗、チケット販売網を持っているコンビニエンスストアのローソンの協力を得て、毎月10日から翌月分のチケットを日にち、入場時間別に発売しています。

しかし、チケット購入希望が集中する夏休みシーズンには、希望するチケットがなかなか購入できないという声を多々お聞きしています。さらに昨今は、ネットオークション等での転売目的でチケットが購入されている事例もより多く目にするようになりました。
そこで、できるだけ多くの来館を希望される方々に、より公平に購入の機会をご提供するべく、今年の夏休みシーズンに限り、初めて先行抽選販売を実施することといたしました。

今後も、より安心して楽しんでいただけるような運営を心がけてまいります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

<2015年夏休みチケット販売の概要>

(1)チケットの種類

日時指定の予約チケット(入場引換券)
入場時間は1日4回(入場時間 10:00/12:00/14:00/16:00)

(2)発売価格(税込)

 大人・大学生  1000円
 高校・中学生  700円
 小学生     400円
 幼児(4歳以上) 100円

(3)先行抽選販売

【申込方法】
  1)インターネット http://l-tike.com/ghibli ※ローソンWEB会員(無料)に登録が必要です
  2)電話    0570-084-637 ※発信者番号を通知しておかけください
【申込枚数】 1申込み6枚まで  ※同一日時での複数エントリー不可
【支払方法】 ローソン店頭決済、または、クレジット決済
       ※電話申込はローソン店頭決済のみ
【発券方法】 ローソン店頭にて手続き
       ※発券期間を過ぎても発券されない場合、当選チケットはキャンセルされます
       ※インターネットで申込み、かつ、クレジット決済をされる場合のみ郵送も可

【スケジュール】

     7月 8月
受付期間 5/25(月)12時~
  5/31(火)23時59分まで
6/25(木)12時~
  6/30(火)23時59分まで
当落発表 <インターネット申込>
6/9(火)15時 ~ メールにて通知

<電話申込>
6/9(火)15時 ~ 6/12(金)23時59分まで
上記電話にて確認
<インターネット申込>
7/9(木)15時 ~ メールにて通知

<電話申込>
7/9(木)15時 ~ 7/12(日)23時59分まで
上記電話にて確認
発券期間 6/9(火)15時 ~ 6/13(土)23時まで 7/9(木)15時 ~ 7/13(月)23時まで

(4)一般販売

7月分は6/10(水)10時より、8月分は7/10(金)10時より、従来通りの方法で発売いたします。(店頭での直接購入、インターネット/電話で予約のうえ、店舗にて発券・購入)

※先行抽選販売は2015年夏休みシーズン(7月、8月分)のみ実施いたします
2015年9月分以降の入場チケット販売は、毎月10日(10日が土日祝の場合は翌平日)からの一般販売のみになります
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合も固くお断りいたします
※オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場をお断りする場合があります

GIORNALE DEL MAMMA AIUTO! ~マンマユート便り vol.8

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寒さの中にもやわらかな日差しを感じる頃となりました。 春もすぐそこまできています。
アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」。
残念ながら受賞は逃しましたが、ご覧いただいた方ひとりひとりの心のなかに深く刻まれるような作品です。
ショップで映像を流すと、釘付けになるお客様の姿も。
線が生み出す表現の豊かさに思わず見とれてしまいます。
かぐや姫の心情と共に、冬から春へと移り変わる自然の描写は、とても印象的なシーンのひとつ。
桜の開花を待ちながら、この季節にご覧いただくのもいいかもしれません。


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食器に映る草花の彩り、寄り添うトトロたち―――【ノリタケ洋食器シリーズ】

日々なにげなく見ている道端の雑草、
もしかしたらそこにはトトロたちが隠れているのかも。
高尚さとぬくもりを有した白い磁器に描かれた、
身近な草花とトトロの世界が美しい湯気となって立ちのぼり、
毎日の食卓をささやかな幸せで包んでくれます。
二十年以上にわたって愛され続けるノリタケのスタジオジブリ作品洋食器シリーズ。

今回は、ロングセラーに秘められた作り手の思いをお届けします。
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美術館カフェで愛され続けるオリジナル食器

毎日、多くのお客様がくつろいでいかれるカフェ「麦わらぼうし」
お客様のなかには、食べ終わったあとにお皿をさげずにいてほしいという声も聞こえるほど、
ランチやお茶の時間をより豊かなものに演出しているのが、オリジナルの食器です。

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▲カフェ「麦わらぼうし」店内に飾り付けられているオリジナル食器

どれも館主である宮崎駿監督の思いがこもった直筆の絵柄です。
お客様は料理に舌鼓をうつだけでなく、
食器の上の模様や数字を見つけて会話がはずんでいるようです。

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▲カフェではお皿が料理を際立たせる

白く光る美しい表面に、鮮やかな色彩。
それらは、100 年以上にわたり
日本はもとより世界にも洋食器を送り出してきた
ノリタケさんに作っていただいているものなのです。
その高い品質により世界中の人々に愛され続けています。
老舗ブランドとスタジオジブリの出会いのきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。


ノリタケとスタジオジブリ、初めてのコラボレーション

本日はノリタケ×ジブリの食器シリーズで、
当時、ノリタケでデザインを担当された加藤さんと企画を担当された鈴川さん、
ジブリ側からは原画を担当した二木さん、
商品企画の今井部長をお迎えしてお話をうかがいたいと思います。

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▲【加藤陽夫】(奥・右側)
元・株式会社ノリタケカンパニーのデザイナー。スタジオジブリ作品群食器シリーズのデザインを手がける。
【鈴川喜久夫】(奥・中側)
株式会社ノリタケの森、運営・企画グループ所属。当時、ノリタケカンパニーリミテド商品部に所属し、トトロ食器シリーズの企画に携わる。
【二木真希子】(手前・左側)
『天空の城ラピュタ』の原画以降、アニメーターとして多くのスタジオジブリ作品に参加。動植物をこよなく愛し、トトロ食器シリーズの原画を担当。
【今井知己】(手前・右側)
スタジオジブリ商品企画部部長。ジブリ作品洋食器シリーズの企画を担当。

現在担当してくださっているノリタケカンパニーリミテド営業企画の杉田さん、
ショップスタッフも同席し、和やかにテーブルを囲みます。

まず今井さん、企画の経緯はどのようなものだったのですか?

今井  企画がはじまったのは1992 年ですね。
宮崎駿監督から、「雑草とトトロをテーマにして良い食器ができないか」という提案がありました。
宮崎監督から直々に商品化の提案があったのは初めてのことです。

それを受けて、いろいろなキャラクターがついた食器のサンプルを集めたのですが、
宮崎監督にお見せしたところ「こういう食器じゃない」といきなり否定されたんです(苦笑)。
「もっといい食器で」と言われ、そこでお名前が出てきたのが、
日本を代表する食器メーカーであるノリタケさんでした。 

20150225s4.jpg 今井さん「はじまりは宮崎駿監督からの提案でした」

宮崎監督の反応はいかがでしたか?

今井  宮崎監督はノリタケさんの食器を見て「きれいですね」とおっしゃいました。
ノリタケさんの製品で良いところは下絵つけの技術です。
原画を印刷した紙を貼ってもう一度、釉薬を塗って焼くので、
生地の中に絵が溶け込んで表面がツルツルになっているんです。

でも、せっかくならば形にしてみましょうということになりました。
形にするには絵が必要ということで、ノリタケの皆さんがジブリにこられて、
いろいろなお話をしたんです。
宮崎監督と二木さん、ノリタケのデザイン部の加藤さんとで、
いわゆる企画的な話をしたのですが、そこでの加藤さんの発言が印象的でした。
宮崎監督と二木さんに対して
「トトロの絵を自由に描いてください。食器の曲面やくぼみなどは気にせずに描いていただいて、
それを食器にするのが僕の仕事です」
と言ってくださったんですね。

二木さんが「食器周囲の飾りの草花の帯もアールをつけずにいいんですね?」と
おっしゃると、加藤さんは「それで結構です」ということで、絵を描く作業がはじまりました。
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▲紙に描かれた原画が丸いお皿に

ノリタケさんとしてはいかがだったのでしょう?

加藤  ノリタケでは当時、版権ものの製品を納めるところまではやりますが、
独自にライセンスをとって企画製造から販売まではやらないという方針だったんです。
しかし、ジブリさんが販売をやるのはたいへんだろうということで決断し、
逆に上をくどいてやらせてもらうことになったのです。
ノリタケでは初めてのことになります。

20150225s7.jpg 加藤さん「自由に描いてもらったものを形にするのが僕の仕事です」


題材は雑草...二木さんとノリタケ、共同作業のはじまり

その後、初めてのプロジェクトが動き出したのですね。
二木さんは、最初にお話をきいてどのように思われましたか?

二木  最初にお話をいただいたときは「描けるかな...?」と少し不安でした。
でも、それ以前から食器が好きだったので......海外の食器の写真を見ては憧れたりしていました。
ですので、食器の絵を描かせていただけるということはとてもうれしかったんです。
ただ、宮崎さんの満足いくような絵が描けるかという心配はありましたが、
ともかくやってみたいなという気持ちでした。

ちゃんとした花ではなく、「雑草を描く」とはどういうものでしょう?

二木  つまり、道端でよく見かける植物を主役にするということです。
宮崎監督からは、
「花壇にあるような花や、野に生えているなかでも主人公になるような草花はやめろ」
との話がありました。野バラだとか赤いきれいな実がなるような植物ではないんだと。
最初にヘビイチゴを描いたんですが、それも違うと言われました。
...でもあとから使いましたけれど(笑)。
ぱっと目につく植物ではなくて、目立たないような、
ふだん見過ごしているような植物を使って描くように言われましたね。

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▲最初に生まれたシリーズ

今井  宮崎監督は最初から、草花が好きでていねいに描くひとがいるから
二木さんで、ということだったんですよ。

二木  アニメの原画でも、草花が出るカットをやらせてもらっていましたので、
そういうイメージを持っていてくださったのでしょう。

絵の作業を進めていくなかで、宮崎監督からの修正の指示はありましたか?

二木  それはあまりありませんでしたね。ただ最初のころはキャラクターは不安だったので、
大体のラフを描いて、宮崎さんに直しを入れてもらっていました。

さきほど、加藤さんのほうから、とにかく自由に描いてくださいというお話が
あったとのことですが、描いてそのままをお渡ししたという感じなんですか?

二木  ほんとにそんな感じです。

加藤  最初に見せていただいたのは、のちの[イヤリープレート]のような図案
(※皿の中が一枚の絵のように見える図案)だったんです。
それで僕たちは、食器を作りたいのか、ギフトを作りたいのか、とお尋ねしました。
食器の方向性には大きく分けてふたつあるんですよ。
二木さんに最初にお見せいただいた絵柄は、
我々の業界でいう《単品ギフト》的なデザインだったんですね。
そうすると、宮崎監督のお考えのような《食器》ではなくギフト的要素が強くなってしまうんです。
しかし、焼き物のデザインや色には制約があってむずかしいだろうなと思い、
もっと自由に描いてくださいと。
それを器になるようにバランスをとってレイアウトするのはこちらで担当しますから、
気になるところがあればやりとりするなかで調整しましょうとお伝えしました。

しかし、キャラクターがあると食器のデザインの邪魔になりませんか?

加藤  そんなことはないですよ。二木さんが描いている雑草とキャラクターは、
バランスの取り方がすごくよくできているので、食器の絵としては本当にいいんです。
そして我々は、若干の変更はあるけれど、
食器としては原画にできるだけ近づける、という作業をしてきました。

二木  私も、まず好きな絵柄と色で絵を描いて、
焼きあがった際のバランスをとってくださいね、とお願いしていました。

加藤  原画を描く二木さんもそのほうが楽でしょうからね。

二木  ありがとうございます。頼りっきりです。

なるほど。使ってもらうことを前提としたデザインを成立させる過程には、
お互いに余分なことを言いすぎず、お二人で作り上げていく作業があったのですね。

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▲このお皿、上下はどっち...?
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▲正解だと逆さまに
「トトロたちは、上下なんか関係のないおばけなんだと主張したかったんですよ」(二木)


ノリタケのこだわり

原画の雰囲気を活かしつつバランスをとって
焼き物に落とし込む作業というのは経験と勘によるものなのでしょうか?

加藤  そうとう感覚的だとは思うんですが、
女の人が食器を買うときに「使いやすそうね」と思うバランスの作り方があるんですよ。
そういう部分がないと食器としては良くないですね。
女の人...お母さんにとって、これだったら子どものために料理をのせてあげられるだろう、
ということを必ず考えます。

先ほど今井さんから「面がツルツルで綺麗だ」、というお話が出ましたが、
これは清潔感につながるんです。
子どもにご飯を出してあげる時に衛生的な感じがするし、そういうことを含めて、
いろんな意味で使うお客さまにとって心地よい食器をめざして、一生懸命やっています。

高級感ということではなくて、家庭で使いやすい、良質なものということですか。

鈴川  クォリティが高くて、使い勝手がよくて、
丈夫で品質保証できるようなものがノリタケのポリシーなんですよね。
もともと当社は、創業者がヨーロッパで白い食器を見て、
広くみんなに使っていただけるような価格帯で白くて美しく精緻な洋食器を作りたいと。
それを日本で作ってアメリカに輸出したいという思いからはじまっています。
しかし根底には日本の食文化があるので、
洋食器といえどもどこかに和の要素が入っています。

むかし、当時の社長が言っていたんですが、
「和食器というのは調和の美だ。洋食器というのは均一性の美だ」と。

20150301s6.jpg 鈴川さん「美しさを持ちながら低価格なのは、普段からどんどん使って欲しいという思いからです」


さらにイヤリープレート、季節シリーズの開発へ

1993 年から発売が開始されたトトロシリーズは、
じつはノリタケ社内でも「これは非常にいい」という声、
「なぜノリタケでこれをやるんだ?」という意見にわかれていたようです。
しかし発売から着実にお客様からの支持を集め、
トトロの人気と、品質が本物であることが認知され、
1997年のイヤリープレートの販売へと繋がります。

イヤリープレートは毎年、ショップでも販売していますが
「これを買いに来ました」というお客様もいらしゃいます。

鈴川  二木さんに描いていただいて楽しかったのは、
毎年新しいキャラクターが散りばめられていることでした。

→ 過去のイヤリープレート(1997-2015)デザイン画像は こちら

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▲二木さんの遊び心で、毎年どこかに隠れキャラがひそんでいます

これは雑草をあしらったシリーズよりも、草花メインということだったのですか?

二木  うーん、宮崎さんとしては同じように雑草でやって欲しかったのだと思うんですが...。
やっぱりネタ切れになっていくんですね。(一同笑)
あれも使いたいこれも使いたいとなって、だんだん派手なものになっていきましたね。

毎年、絵柄を考えるだけでもすごく大変な気がしますが...。

二木  大変です。トトロというキャラクターが、特に何もしてくれないんですよ。
させられることがほとんどないんです。ボーッとしていないと大トトロらしくないというか。(一同笑)

今井  ポーズ集がないですよね。あっち向いたりこっち向いたりしてくれればいいんですけれど。

二木  ボーッとしてるかコマに乗るくらいしかないので。
仕草を発展させてはいけないキャラクターなんです。それですごく困っています。

イヤリープレートは二木さんの世界観がとても出ていて、
毎年とても楽しみにしていますが、二木さんのなかでストーリー性などはあるのですか?

二木  ありがとうございます。私が子どもの時にしていたような遊びを取り入れています。
洋服につく草で遊んでいたり、色染めしていたり。
...あとちょっと不思議なことに、トトロとサツキとメイが草花と同じ小さなサイズになってるのに、
誰もそのことを言わないんですよ。(一同笑)
「どうしてこんなに小さいの?」って言われたことがないんです。
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不思議ですね、いま指摘されて意識しました(笑)

二木  逆にいうと、こういう感覚はスッと受け入れられたんだ、と思って嬉しいです。
キャラクターを小さくしてしまうことを最初は悩んだんですよ。
トトロたちは妖精みたいなものなのでまだいいのですが、
メイやサツキまで小さくしていいのかな、やっていいのかな? と思っていました。
でもやってしまったら、誰にも疑問を持たれなかった...なのでそのまま(笑)。

この世界に自然に入っていけるということですね。

二木  自然に受け入れられたのは嬉しかったです。

2005 年から《季節シリーズ》がはじまりますね。

二木  そうですね。最初の企画では絵柄は12か月分用意する予定だったんですけれど、
それはちょっと無理って(苦笑)。結局、6種類になりました。

今井  特に冬は苦労しましたよね。

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▲2005 年から発売された「季節のシリーズ」12ヶ月を2ヵ月ごと6種類の絵柄がある

二木  冬は題材が少なくて......。植物が冬越しするためにロゼットっていうのを作るんですが、
それを描いてみました。他の月は横から見た絵ですが、視点が他の絵と違うんですよね。
それと、ネコバスが冬眠するのかどうかは、わかりません。(一同笑)

草花の季節や種類などはどのようにわけているのですか。

二木  このシリーズの場合は月が決まっていますので、
他の地域の方には申しわけないのですが、このあたりの植物にあわせて描いてますね。
このあたりというのは東京近辺の武蔵野の植物です。
だからもっと北に行ったり南に行ったら季節がずれちゃうかもしれないです。
美術館近辺の林や原っぱで見られるものばかりなんですよ。


おわりに

1995 年、トトロ食器シリーズが軌道にのったお礼にと、
宮崎監督からノリタケさんに手紙が贈られました。
その文末は、
「今回のトトロの植物達は、意匠というには素朴で、はばかられるほどつたないものですが、
これから何年も何代もかけてやがていつかブドウ唐草や、
アーカンサスの十字唐草のような意匠に育っていったらなんて、空想も楽しんでいます」
と結ばれています。
それから20 年がたち、二木さんが思いをこめて描いた身近な雑草は、
トトロたちの息遣いとともにすくすくと成長、見事な意匠に育ったといえるのではないでしょうか。

手紙の画像はこちら

加藤  しかし20 年分をこうやって並べるといっぱいありますねえ。
焼き物ってこうやって消えないじゃないですか。だからずーっと残るんですよね。

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二木  何百年も前のものがきれいなまま残っていますしね。

加藤  だからあとで後悔しないように作らないとダメなんですよ。修正が効かないですからね。
日本くらい焼き物を大事に思ってる国も珍しいと思います。
安いものが増えてきていますが、基本的には焼き物を愛してますよ。
ヨーロッパなどですと、焼き物以外にも金属製の食器とかいろいろありますが、
ガラスのほうが高価ですよね。日本はやっぱり金属やガラス製より焼き物です。
ふだん使う食器にしても大事にしていると思いますよ。

20年は本当にすごいですね。その誕生から今に至るまでのお話をお伺いして、
携わられた方々の「長く愛されるものを創ろう」という想いを感じることができました。
そして実際にいいものは年月を経ても残るのだと強く実感している次第です。

鈴川  少しでも長く、いいおつきあいができればいいですね。
この商品を求めてくれる方が一人でもいれば作り続けたい、ノリタケはそういう姿勢でいたいと思います。

加藤  そうですね。さらにもう20 年くらい、がんばってください。(一同笑)


みなさん、今日はどうもありがとうございました。

(2015年2月17 日、三鷹の森ジブリ美術館にて収録)






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ここでは美術館のカフェで実際に使用されている食器をご紹介します。


「12ヶ月シリーズ」 ... 12ヶ月プレート 4,800円  12ヶ月マグカップ 2,000円 (価格は全て税別)

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1から12まで、その月のイメージで描かれたトトロの食器。素材はボーンチャイナとよばれる牛の骨灰を使用した磁器で、透き通るような白と、美しい艶が特徴です。好きな数字のトトロを見つけたり、ご自分のお誕生日月のトトロを探したり...食器を囲んで会話もはずみそうです。

「カフェのオリジナル食器」... 27センチプレート(トトロ/マックロクロスケ/魔女)  ¥2.800 24センチプレート(マックロクロスケ/ジジ) \2.600 18センチプレート(ジジ) \1,800  19センチプレート(トトロ)\1,800 カップ&ソーサー \3,700(価格は全て税別)

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12ヶ月シリーズの他に、美術館のカフェでお料理をのせている食器たち。とても丈夫で、日常的に使っていただけます。柔らかい水彩画のような縁取りで、お料理が温かく、美味しそうにみえます。用途によって大きさや絵柄も違うので、ぜひご自分にあった一品をみつけてみてください。

2月 春めいて

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2.23(月)

・旧正月の休暇でアジア圏のお客様が増え始めました。そんなお客様とコミュニケーションをより図れるようにと、台湾への留学経験がある吉田さんに中国語のミニ講座を開いてもらいました。教えてもらった言葉は即実践!と、翌日、少ない言葉数ながらお客さまに話しかけるスタッフたち。優しく応えて下さるお客さまをみて、もっともっと練習しようと心に誓うのでした。


2.24(火)

・トライホークスのおすすめの本を紹介している「季刊トライホークス」が先週末納品されました。今回で40号目となり、連載を始めてから10年を迎えました。開始当初からの担当の石光さんと机さんは感慨もひとしおです。しかしそれもつかの間。「紹介したい本はまだまだ沢山あるんです」と、これから執筆していただく方と打ち合せをしたり本を読んだりと、次号の準備にいそしんでいます。
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2.25(水)

・小さなお子さんがプチ迷子になっていると、周りが見渡せるようにとスタッフが抱き上げて保護者の方をお探しする事が度々あります。今日、その役目を務めたのは高田くん。抱っこした女の子に腕をきゅっとつかまれて顔が緩みそうになったものの、すぐにお母さんと会えて、無事役目を果たしたそうです。


2.26(木)

・カフェの多田さんが、休憩中にブルガリアヨーグルトの特大サイズを食べているのを目にして、「それ全部食べるの?!」と突っ込むと、「こんなのペロリですよ!」と幸せそうにひたすら食べています。「花粉か何かの対策?」とさらに突っ込むと、「美白です...。」と、ちょっとモジモジ。「一日100cc食べるといいらしいんですけど、小さいサイズじゃ物足りなくて、、、ただの過剰摂取ですよね~。」と言いながらも、あっと言う間に完食していました。春めいてきて、乙女心(?)がくすぐられているようです。


2.27(金)

・ショップで出たごみを捨てる時は、"SHOP 不燃"とごみ袋に明記するのですが、森田くんがさらさら~っと書いたのは、"SHOP 森田"。目撃してしまったスタッフは、「ついに...。」と、笑いではなく本気で心配していました。


2.28(土)

・今年に入り結成された美術館ハンドベル部が、閉館後に地道な活動を続けています。経験者も初心者も入り混じっているため、まじめにやっているのにも関わらず、まだまだテンポも呼吸もバラバラで笑いが絶えません。そんな部員たちを褒めて伸ばしてくれる部長大口さん。少しずつ合うようになっているのですが、練習しているヴィヴァルディの「冬」が完成する頃には、もう春がやってきているかもしれません。


3.1(日)

・幼稚園の遠足で来てくれた1人の女の子。「私、昨日ここの美術館に来る夢を見たの!初めて来たのだけれど、夢とまったく一緒でびっくり!」と興奮しながら話してくれました。そんな女の子の嬉しそうな様子に、話を聞いていたスタッフも嬉しくなってしまったそうです。

本棚より<季刊トライホークス 2015年40号>

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世の中にはいろいろな本があります。古今東西、恋物語もあれば、冒険物語もあり、たくさんある本の中から、トライホークスに置かれているおすすめの本を紹介します。トライホークスの本棚の中の一冊から、みなさんの本棚の一冊にしていただけたら嬉しいです。

1503odoro.gif大どろぼうホッツェンプロッツ
作...プロイスラー 訳...中村浩三 偕成社 900円(税抜)

 少年カスパールと友だちのゼッペルは、おばあさんに手作りのコーヒー挽きを贈りました。しかしある日、大どろぼうのホッツェンプロッツが無理やり奪っていきます。二人は大どろぼうをつかまえようと策を講じますが、逆に捕えられてしまいます。しかもゼッペルは鎖につながれて召使いにされ、カスパールは大魔法使いツワッケルマンに売られてしまいました。彼らは無事に戻ることができるのでしょうか。
 次々と事件が起こり、少年たちと読者をいっきに冒険の世界に引き込む物語。一度読み始めてしまうと、止められないおもしろさです。個性豊かなキャラクターたちはみな、魅力的です。賢くてまっすぐな少年ふたりはもちろんのこと、抜け目ないホッツェンプロッツやツワッケルマンらは悪人ですが、ミスは起こすしケンカはするしで、憎めません。さらに端々に登場する"小物"が物語を盛り上げます。"コショウピストル"や"ようせい草"、なかでも"とんがり帽子"は重要です。大魔法使いが「持ち主」を呼び出すために、呪文をとなえたところ......。その後の、驚きの展開に声をあげて笑ってしまいました。
 物語の後半で、少年ふたりは "魔法の指輪"を手にしますが、その使いみちも潔く、もし自分だったらいろいろと迷うだろうな、と思いました。楽しくて気分のよくなる大好きな本なので、機会があるたびにおすすめしています。


1503epami.gifエパミナンダス 愛蔵版おはなしのろうそく1
編...東京子ども図書館 1~10 各1,600円(税抜)

 この本には、日本の昔話だけでなく、世界中の昔話や創作、なぞなぞや手あそびなど、長いものから短いものまで、たくさんのお話が収められています。現在10巻まで出ていますが、実際に子どもたちに語ったお話の中から、子どもたちも、語り手も満足したものが集められているそうです。このシリーズを手に取るたびに、タイトルって本当に大切だなと思います。『ついでにペロリ』や『だめといわれてひっこむな』がどんなお話か気になりませんか? 
 お話を楽しむのはいつも"子どもたち"だと思いがちですが、大人の方にもぜひ楽しんでもらいたいです。読むのはもちろん、声に出してみたり、お話の語りを聞くのも含めて、少しずつ違った印象になるのではないかと思います。「お話を聞く」こと自体、大人になると滅多にないかもしれません。だからこそ、機会があったらぜひ聞いてみてください。お話の世界が自分の中に広がっていく感じは、読むのとはまた別の楽しみではないかと思います。
 持ち運びがしやすいサイズ、本の作りもじょうぶです。この一冊で本当にいろいろな世界を旅することができると思います。何度も何度も楽しみたい本です。


「季刊トライホークス」は、図書閲覧室で3ヶ月ごとに発行しているフリーペーパーです。ここでは、図書室の本を紹介するとともに、様々な分野で活躍している方に本の紹介をしていただき、図書室の枠をこえ「本」と出会うきっかけ作りをしていきたいと考えています。

「季刊トライホークス 40号」内容紹介
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  • 「夢中になって読んだ本」

    スペイン語圏の本を数多く翻訳されている宇野和美さんに、本を紹介していただきました。たくさんの本が出版されている今、本を選ぶときの理由は「著者」だけでなく、「翻訳者」であることも多いのではないでしょうか。言葉を選び、構築していく「翻訳」という仕事。宇野さんがこの仕事を意識されたときのことも触れられています。

  • 「連載」ローラ・インガルス・ワイルダー(第4回)

  • ワイルダーの連載、最終回です。「小さな家シリーズ」第8巻、『この楽しき日々』を取り上げます。この巻では、ローラとアルマンゾの恋から始まって、ふたりが家に落ち着くまでが描かれています。

  • 「山猫だより」~読書会~

  • 美術館の裏側(?)、日常について書いています。
    だいたいひと月に一度のペースで行っている「読書会」。仕事が終わった後に集まって、本を手に各々の感想を自由に話す会です。何が面白かったのか、何が面白くなかったのか、ざっくばらんに話してみようと始めて、今では6年ほど続いています。

3月 春よ来い

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3.2(月)

・風はまだまだ冷たいけれど、日差しが暖かくなり始めました。井の頭公園では、早咲きの河津桜がもう花を咲かせています。ゆっくりと、でも確実に、春はすぐそこまでやってきているようです。

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3.3(火)

・事務所にお土産を届けにきた吉川さん。たまたま側にいた三好さんが「わー、なにそれ」と近づいてきました。「お土産です」と答えると、「最近、剃っちゃったよ」と三好さんに言われ、頭に"?"が浮かぶ吉川さん。「それはもみあげ」の一言を置き土産に、三好さんその場を去っていきました。


3.4(水)

・映画好きの佐野さんは、映画のTシャツを着ている方を見掛けると、話し掛けずにはいられないそう。特に、レアな物を着ている海外の方には、目を輝かせて興奮を伝えています。もちろん、美術館オリジナルのTシャツのご案内にも余念がなく、こんな寒空のもとでも夏のようにTシャツが売れているのです。


3.5(木)

・卒園遠足のシーズンとなり本日も沢山の園児さんが来館してくれました。あちこちに興味を持って夢中になり、ものや壁などにぶつかってしまうこともあるようです。そんな時、「痛いの痛いの飛んで行け。」とぶつかった子同士が自然と行動するのを見て、比留間さんは、立派な1年生になるだろうなぁと思うのでした。


3.6(金)

・小山さんが娘さんと共に休みを使って美術館に遊びに来ていました。1歳になった娘さんが興味の向くままに館内を周る様子はとても楽しそう。すっかりリラックスして、展示室内の段差に腰を掛けて靴を脱ぎ始めました。「きっと家にいるみたいに安心しているのかも」という小山さんの言葉にほっこりするスタッフでした。


3.7(土)

・カフェデッキ横のけもの道にはひっそりとクリスマスローズが可憐な花を咲かせています。地植えされているので、毎年この時期になると咲いています。あまりお客様の目につきにくい場所ですが、健気にいろどりを加えてくれているのです。

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3.8(日)

・2歳くらいのかわいい女の子が、裸足でショップに駆け込んできました。足の裏を真っ黒にして、元気いっぱいです。大人はまだ寒くて縮こまっていますが、子どもたちは敏感に春の気配を感じ取っているようです。

3月 春の訪れ

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3.9(月)

・少し寒さも和らいできた今日この頃、美術館の入り口前の植物も徐々に咲き始めています。フキノトウやクロッカス、スノードロップなど小さな植物たちが慎ましやかに春を告げてくれています。2月から外エリアに配属になった男性スタッフの鵜木さんが「かわいいですよね」と慎ましやかに新芽を愛でる姿も、植物に負けず初々しい光景です。
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<フキノトウと鵜木さん>


3.10(火)

・カフェでは、春に向けて何やら新しいメニューが登場しそうです。閉店後のカフェでは各スタッフが試作をしている動きがみられ、早ければ3月中にお客様にお知らせができそうとの噂。


3.11(水)

・事前にお知らせをせず、当日お越し下さった方への特別なイベントを時々行っています。震災から4年が経った本日、"ジブリの森の演奏会"と題したミニコンサートを行いました。マリンバ奏者の塚越慎子さん、ヴィブラフォン奏者の山口真由子さんに、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」などの曲をアレンジして演奏して頂きました。軽やかな音色が中央ホールいっぱいに響き渡り、その時間を楽しみつつ、様々なことに思いを馳せるひとときとなりました。
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3.12(木)

・カフェや出口までの道順はお客様からの最も多い質問の一つです。スタッフがそれぞれ工夫を凝らしてお客様に沿ったご案内をしますが、欧米からの男性のお客様に最もわかりやすいルートをお伝えしたところ、"どうか一番難しいルートを教えてください!"と意外なお返事が返ってきました。難しいルートを考えることはとても新鮮で、お客様の方から、あらためて美術館の楽しみ方を教わったような瞬間でした。


3.13(金)

・「なんだか視線を感じる...」と呟く小池さん。ふと視線を上げると可愛い眼差しとぶつかりました。
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<じー・・・>
それは滝口さんが愛してやまないコロのぬいぐるみ。仕事の合間に撫でていたり、小脇に抱えたままコピーを取っていたりとその寵愛ぶりが現れています。となりの席の矢澤くんが咳き込んだときには「矢澤くんには絶対触らせない、菌がうつるかもしれないから」と厳戒体制。そんな滝口さんがお休みの日は、ここぞとばかりにみんなでコロを可愛がり、つかの間の和みの時間となるのでした。
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3.14(土)

・今日はホワイトデー。女子スタッフ率の高い美術館では、男性陣のお返しが大変そうです。そんな中、カフェの丸山さんがとある女子へのお返しに選んだのは、「美魔女・シリアル」! もらった女子スタッフは少し複雑な心境そうでしたが、美魔女を調べたところ「才色兼備な35歳以上の女性のこと」だったので、ポジティブに受け取ることにしたそうです。


3.15(日)

・江戸東京たてもの園で開催されていた、「ジブリの立体建造物展」が、大盛況のうちに幕を閉じました。早速ショップの撤収が始まり、各々梱包作業開始。手伝いに来てくれた広報の内藤さんは、黙々とアクリル什器をエアパッキンで包み、あっと言う間に段ボールに収めてくれました。巨大な物から小さな物まで形が様々で、難易度の高い作業なのですが、いつも通り涼し気な顔の内藤さん。今回めでたくアクリル梱包大使に就任しました。

3月 春一番は?

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3.16(月)

・カフェにこの日いらしたのは、美術館にご家族で10年以上通っているお客様。約1年ぶりの来館です。小さかったご兄妹も大きくなり、お兄ちゃんはお父さんを超える背丈になって、ネコバスにも乗らなくなりました。長年勤めているスタッフは、感慨深い気持ちでいっぱいです。


3.17(火)

・今年も行った1階常設展示室「少年の部屋」の大掃除。今回新たに参加した山本くんはもちろん、何度も行っているスタッフにとっても、毎回新しい発見がある新鮮な一日です。メンバーの山川さんが毎年楽しみにしているのは、本棚の上にある本を開くこと。その本には元持ち主の感想が書かれたカードが入っているのです。巡り巡ってこの場所に辿り着いた本達に囲まれ、持ち主の気持ちに思いを馳せ、自然と笑みが湧いている面々でした。

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3.18(水)

・「クルミわり人形とネズミの王さま展」も残すところあと2ヶ月となりました。クルミわり人形でクルミを初めて割る子ども達の反応も様々。今日、クルミを割って食べた後「くるみ美味しかったよ」と話してくれた女の子は、丁度前日に前歯が抜けたばかりだそう。嬉しそうに笑っている姿はとても可愛らしく、硬いくるみを上手に一生懸命食べてくれたんだろうなぁと、その姿が思い浮かびました。


3.19(木)

・閉館後、トライホークスで販売しているポストカードを整理する作業に打ち込む運営スタッフ。「皆でやれば早く終わる!」と、得意の家内制手工業で作業に没頭しますが、閉館後ということもあり、話題はこのあと食べる夕飯のことに。「おなかすいた...」「今日の夕飯何食べるの?」「私と今日ご飯食べて帰ってくれる人ー?」と、口もよく動かしながら頑張っています。

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3.20(金)

・休憩室で共有している箸の先が黄色くなっているのを発見したスタッフ。「この間、ショップの遠藤くんが一生懸命箸を洗っているのを目撃したよ。」という情報があり、「そういえば、カレーヌードル大好きだもんね~。」と本人が居なくても誰の仕業かわかってしまいました。


3.21(土)

・今日がお誕生日という女の子に「おめでとう!」と声を掛けると、「普段はおねだりしない子なんですけど、今年のお誕生日はジブリに行きたいの...って言われて連れてきたんですよ」と、お母さん。話し掛けられてもじもじしながらも、本当に嬉しそうにしている女の子を見て、特別な日に選んでくれた事に心が温かくなりました。


3.22(日)

・ショップは背の低い女性スタッフが多いので、何かと高い所に悩まされています。ある日、阿部さんが高い所を背伸びしながら拭いていると、それを見兼ねたお客様が「私が拭いてあげるわよ!」とササーッと拭いて下さったのです。状況を把握する前に事が済んでしまい、ただただ平謝りするも、「いいのよ!買い物している友だちを待っていて暇だったから」と優しい言葉を下さいました。阿部さんは、今からでも遅くはない!と、牛乳でも飲もうかと考えているそうです。


3月

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3.1(日)

・幼稚園の遠足で来てくれた1人の女の子。「私、昨日ここの美術館に来る夢を見たの!初めて来たのだけれど、夢とまったく一緒でびっくり!」と興奮しながら話してくれました。そんな女の子の嬉しそうな様子に、話を聞いていたスタッフも嬉しくなってしまったそうです。


3.2(月)

・風はまだまだ冷たいけれど、日差しが暖かくなり始めました。井の頭公園では、早咲きの河津桜がもう花を咲かせています。ゆっくりと、でも確実に、春はすぐそこまでやってきているようです。

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3.3(火)

・事務所にお土産を届けにきた吉川さん。たまたま側にいた三好さんが「わー、なにそれ」と近づいてきました。「お土産です」と答えると、「最近、剃っちゃったよ」と三好さんに言われ、頭に"?"が浮かぶ吉川さん。「それはもみあげ」の一言を置き土産に、三好さんその場を去っていきました。


3.4(水)

・映画好きの佐野さんは、映画のTシャツを着ている方を見掛けると、話し掛けずにはいられないそう。特に、レアな物を着ている海外の方には、目を輝かせて興奮を伝えています。もちろん、美術館オリジナルのTシャツのご案内にも余念がなく、こんな寒空のもとでも夏のようにTシャツが売れているのです。


3.5(木)

・卒園遠足のシーズンとなり本日も沢山の園児さんが来館してくれました。あちこちに興味を持って夢中になり、ものや壁などにぶつかってしまうこともあるようです。そんな時、「痛いの痛いの飛んで行け。」とぶつかった子同士が自然と行動するのを見て、比留間さんは、立派な1年生になるだろうなぁと思うのでした。


3.6(金)

・小山さんが娘さんと共に休みを使って美術館に遊びに来ていました。1歳になった娘さんが興味の向くままに館内を周る様子はとても楽しそう。すっかりリラックスして、展示室内の段差に腰を掛けて靴を脱ぎ始めました。「きっと家にいるみたいに安心しているのかも」という小山さんの言葉にほっこりするスタッフでした。


3.7(土)

・今日は「三鷹の森アニメフェスタ2015 ~アニメーション古今東西 その12~」が三鷹市芸術文化センターにて開催されました。第一部は古今東西の傑作アニメーションの上映、第二部ではスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の特別上映と米林宏昌監督の講演会が行われました。

第一部では、「音楽とアニメーション」をテーマに、三好学芸員の解説つき上映を行いました。フレデリック・バックさんの「クラック!」など計6作品を上映。少し怖いかなという作品もありましたが、そんなスタッフの心配をよそに、子ども達はスクリーンに見入っていたようでした。第二部『思い出のマーニー』の上映もほぼ満席となり、トークショーは大盛況。米林監督は制作当時を振り返り、子どものための作品を作りたいと思り『マーニー』を完成させた事や、心理描写の多い原作で動きが少ないので、アニメーションで表現するのは難しかったことなどを話していました。質疑応答の時間では、小さな男の子から「映画はどうやって作るのですか?」という質問が上がり、「何もないところから手探りで絵を描きながら、いろいろな人のアイディアを積み重ねながら形になっていきます。100分の映画を作るのに2年くらいかかるのでものすごい労力と根気が必要ですが、キャラクターに命が宿っていくのを見るのは楽しいです」とアニメーションに対する思いを静かに力強く答えていました。

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・カフェデッキ横のけもの道にはひっそりとクリスマスローズが可憐な花を咲かせています。地植えされているので、毎年この時期になると咲いています。あまりお客様の目につきにくい場所ですが、健気にいろどりを加えてくれているのです。

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3.8(日)

・2歳くらいのかわいい女の子が、裸足でショップに駆け込んできました。足の裏を真っ黒にして、元気いっぱいです。大人はまだ寒くて縮こまっていますが、子どもたちは敏感に春の気配を感じ取っているようです。


3.9(月)

・少し寒さも和らいできた今日この頃、美術館の入り口前の植物も徐々に咲き始めています。フキノトウやクロッカス、スノードロップなど小さな植物たちが慎ましやかに春を告げてくれています。2月から外エリアに配属になった男性スタッフの鵜木さんが「かわいいですよね」と慎ましやかに新芽を愛でる姿も、植物に負けず初々しい光景です。
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<フキノトウと鵜木さん>


3.10(火)

・カフェでは、春に向けて何やら新しいメニューが登場しそうです。閉店後のカフェでは各スタッフが試作をしている動きがみられ、早ければ3月中にお客様にお知らせができそうとの噂。


3.11(水)

・事前にお知らせをせず、当日お越し下さった方への特別なイベントを時々行っています。震災から4年が経った本日、"ジブリの森の演奏会"と題したミニコンサートを行いました。マリンバ奏者の塚越慎子さん、ヴィブラフォン奏者の山口真由子さんに、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」などの曲をアレンジして演奏して頂きました。軽やかな音色が中央ホールいっぱいに響き渡り、その時間を楽しみつつ、様々なことに思いを馳せるひとときとなりました。
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3.12(木)

・カフェや出口までの道順はお客様からの最も多い質問の一つです。スタッフがそれぞれ工夫を凝らしてお客様に沿ったご案内をしますが、欧米からの男性のお客様に最もわかりやすいルートをお伝えしたところ、"どうか一番難しいルートを教えてください!"と意外なお返事が返ってきました。難しいルートを考えることはとても新鮮で、お客様の方から、あらためて美術館の楽しみ方を教わったような瞬間でした。


3.13(金)

・「なんだか視線を感じる...」と呟く小池さん。ふと視線を上げると可愛い眼差しとぶつかりました。
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<じー・・・>
それは滝口さんが愛してやまないコロのぬいぐるみ。仕事の合間に撫でていたり、小脇に抱えたままコピーを取っていたりとその寵愛ぶりが現れています。となりの席の矢澤くんが咳き込んだときには「矢澤くんには絶対触らせない、菌がうつるかもしれないから」と厳戒体制。そんな滝口さんがお休みの日は、ここぞとばかりにみんなでコロを可愛がり、つかの間の和みの時間となるのでした。
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3.14(土)

・今日はホワイトデー。女子スタッフ率の高い美術館では、男性陣のお返しが大変そうです。そんな中、カフェの丸山さんがとある女子へのお返しに選んだのは、「美魔女・シリアル」! もらった女子スタッフは少し複雑な心境そうでしたが、美魔女を調べたところ「才色兼備な35歳以上の女性のこと」だったので、ポジティブに受け取ることにしたそうです。


3.15(日)

・江戸東京たてもの園で開催されていた、「ジブリの立体建造物展」が、大盛況のうちに幕を閉じました。早速ショップの撤収が始まり、各々梱包作業開始。手伝いに来てくれた広報の内藤さんは、黙々とアクリル什器をエアパッキンで包み、あっと言う間に段ボールに収めてくれました。巨大な物から小さな物まで形が様々で、難易度の高い作業なのですが、いつも通り涼し気な顔の内藤さん。今回めでたくアクリル梱包大使に就任しました。

3月 一歩先へ

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3.23(月)

・カフェのテイクアウトの黒板書きをする事になった橋谷さん。営業後、事前に色々と練習した紙を片手に黒板とにらめっこしていました。翌日、1ヶ所だけスペルの間違いが発見されたものの、先輩たちの評判も上々です。

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3.24(火)

・今日は開館日。春休みが始まり、いつも以上に子ども達の声が館内に響き渡っています。春休みが終わると新しい学年になるのが楽しみな子ども達が多い中、4月から中学生になるという6年生が、最後の「チャンスに」とネコバスにやって来ています。初めは恥ずかしがっていた男の子も、いざネコバスに入ってみると「こんなに楽しいんだね!」と目を輝かせながら話してくれました。


3.25(水)

・1Fの研修が始まった田中くんと地下から異動になった島崎さんの歓迎会の日時を話していた1Fメンバー。そんな中、なぜかそわそわしている二宮さんが「私のも...」と低く手を挙げました。「いやいや、2ヶ月前にやったでしょ。」と冷静な突っ込みが入ったのですが、どうやら歓迎会の事実を本人だけが忘れていた模様。「また二宮さんが伝説を作った・・・」と思う一同でした。


3.26(木)

・テイクアウトでは、愛媛県愛南町の晩柑を使用した森のソフトクリーム「かわちばんかん(河内晩柑)」が始まりました。あまり聞きなれない名前ですが、柑橘類の一種で、ザボンの一品種。客様からもとても好評で、長崎県の天草からいらした方がミルク味をご注文されていましたが、ソフトクリームの晩柑味は珍しいと注文を変更されました。ミックス味もありますが、スタッフのおススメは晩柑味です!
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3.27(金)

・近年海外のお客様が増えており、ショップでも異文化交流が日常になっています。そんな中、オーストリアからのご家族とアメリカからのご家族が、同じ年頃の赤ちゃん同士が一緒に遊び始めた事をきっかけにして、親御さん同士の話に花を咲かせていました。つかの間の交流の場となる事ができ、その場に出会うことが出来て嬉しく思うスタッフなのでした。


3.28(土)

・ある日の閉館後、遠くから呪文のような歌が聞こえだし、思わず仕事の手を止める事務所の面々。その正体は、休憩室で澤登さんが歌うヨガのマントラ。ヨガ部への勧誘なのか練習なのか...怪しく響く異国の歌に、「ここは三鷹...ここは三鷹...のはず...」と笑いをこらえていました。


3.29(日)

・トライホークスで、『山賊のむすめローニャ』の文庫本を購入して下さったご家族。みんなでテレビアニメーションを見てくれていたそうで、中でも小学生のお姉ちゃんは終わってしまったのがとても残念とのこと。一番好きなのが鳥女で、お父さんの話では学校で「鳥女ごっこ」をしているそう。お姉ちゃんは恥ずかしがって答えてくれなかったのですが、一体、「鳥女ごっことは...!?」と想像を膨らませるトライホークススタッフでした。

新企画展示のお知らせ  幽霊塔へようこそ展

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幽霊塔へようこそ展 ー通俗文化の王道ー

yuureitouheyoukosotenn.jpg  ©Nibariki ©Museo d'Arte Ghibli


今回の展示では、江戸川乱歩の長編小説『幽霊塔』をとりあげます。
この小説は、英国の作家A・M・ウィリアムスンが1898年に発表した小説『灰色の女』を翌年1899年に黒岩涙香が翻訳し新聞連載小説『幽霊塔』として発表、その38年後の昭和12年(1937年)に、江戸川乱歩が乱歩流の変化を加え書き改めたものです。

宮崎駿監督は中学生の時にこの小説を読み、主人公たちの織りなすロマンスや、お話の重要な舞台である時計塔の歯車やその機構に憧れ、深く記憶に刻まれたそうです。長じてアニメーション作品を作るようになり、劇場長編作品として初監督した映画「ルパン三世 カリオストロの城」('79)では、自分なりに考えた時計塔やロマンスを盛り込んで作品を作ったと話します。

今展示の企画・構成は宮崎駿監督。あらためて『幽霊塔』を60年ぶりに読み直して、この小説は通俗文化の王道をゆくものであると思い至りました。展示では、その理由を自身の描き下ろし漫画にて解説します。さらに、館内中央ホールには、宮崎監督デザインによる大きな「時計塔」が出現します。その中の螺旋階段を昇り展示室へ向うと、宝物が隠された地下迷宮を思わせる迷路が子どもたちを待ち受けています。迷路を抜けると、映画「ルパン三世 カリオストロの城」のジオラマが登場し、その舞台の構造についても紹介します。

物語の舞台としての"時計塔"を読み解きながら、怪奇大ロマンの世界をお楽しみください。


展示期間: 2015年5月30日(土)~2016年5月(予定)
主催:(公財)徳間記念アニメーション文化財団
特別協力:スタジオジブリ 

3月 桜満開

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3.30(月)

・ショップに新入社員が入社して半年、無事に研修期間を終えて"研修中"バッヂを卒業する日がきました。真新しいバッヂを授与されて先輩たちの前で抱負を語る二人は、半年前よりも自信にあふれています。研修チーム"カルガモ"の関根くん・佐藤さん・阿波谷さん・山崎さんは、子どもたちの巣立ちを温かく見届けたのでした。


3.31(火)

・カフェでは、スタッフ向けに新メニューの試食会が行われました。キッチンスタッフが実際の営業をイメージしてあれこれと相談しながら調理を進め、一通りお料理が出来上がり試食タイムに。佐藤さんから説明を受け、各自メモをとったり質問をしたりと賑やかな試食会となりました。
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4.1(水)

・桜の花びらが舞う季節になりました。隣の西園では桜が満開です。外の陽気に誘われて、館内から外の空気を吸いに、カフェデッキやテラスに顔を出すスタッフが増えてきています。

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4.2(木)

・事務所に人が少なく、閉館5分前に急遽鐘を鳴らすことになった天内さん。突然の出来事でしたが、10年ぶりの役目を無事成し遂げました。しかし、張り切ってスナップをきかせすぎたようで、「手首が痛い」と帰っていきました。


4.3(金)

・5/30からの新企画展示「幽霊塔へようこそ展 ―通俗文化の王道―」のお知らせが始まりました。大きな塔と一人の女性。どんな展示になるのでしょうか。江戸川乱歩の『幽霊塔』をぜひ読んでみて下さい。
・海外の方と英語と日本語で電話のやりとりをしていた内藤さん。「美術館」「レストラン」「そば」の単語から、美術館に来る前におそば屋さんに寄りたいということがわかり、メールで近くのお気に入りのお店の詳細を送りひと安心。しかし一向にお返事がなく不安そうです。その様子を傍で見ていた館長がひとこと。「お"そば"屋さんじゃなくて、美術館の"そば"の店を探していたんじゃない?」。今度から英語のやり取りは、他の人にお願いしようと内藤さんは心に決めたそうです。


4.4(土)

・美術館の入口に向かう道に咲いている白い花の名前は「アーマンディ」。ちょうど満開でとても綺麗な花なので、沢山のお客さんに「この花の名前はなんですか?」と聞かれます。さっそく覚えた花の名前を聞かれ、「これはアーマンディです」とにこにこ答える鵜木さんに、「今のオススメは桜とコブシとアーマンディ!」と楽しそうに話す成田さん。外エリアのスタッフも待ちに待った春の訪れに心躍らせている様子です。
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4.5(日)

・閉館後、2階事務所を通りかかったカフェの根津くん。事務所にいた人たちに「お疲れ様でした!」と挨拶をし、手に持っていたキャップをパッと被りました。そして、「NY(ニューヨーク)」の文字を指差し、「ネヅ・ユウキです!」とドヤ顔。根津くんが去っていった後、事務所は深いため息に包まれたのでした。

カフェ「麦わらぼうし」 春の新メニュー

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だいぶ暖かくなり植物たちの勢いを感じる季節になってきました。カフェ「麦わらぼうし」では、旬の野菜をたっぷり使った春のメニューが登場しました。ぜひお楽しみください。


<喫茶室店内の新メニュー>
wanpakunikuball.jpgわんぱく肉ボールをのせたナポリタン...¥1,200

手作りケチャップで作るナポリタンの上に、大きな肉ボールをのせたボリューム満点のパスタです。モチモチっとした食感が決め手の生パスタは、国産小麦を使ったオリジナル麺。肉ボールは、バブコックスワイン種の豚肉を、塩水、砂糖、香辛料を合わせたものに漬け込み、ひと手間かけて作っています。あのシーンを思い出して、豪快にほおばって食べて下さい。


pizzatoast.jpgベーコンたっぷりのま~るいピザトースト...¥1,100

薄くスライスした食パンを花びらのように重ね、丸いピザトーストを作りました。自家製のトマトソースに、玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマンの定番野菜と、ショルダーベーコンをたっぷりのせて焼き上げました。"全部ひとりで食べてみたい!"と思っているお子様に、ぜひ召し上がって頂きたいピザトーストです。


creamsoup.jpgホンビノス貝と野菜のクリームスープ...¥950

ホンビノス貝の旨味と野菜の甘みをいかした、やさしい味のクリームスープです。アクセントとして、高原でのんびり育てられた豚のバラ肉を香ばしく炒め、豊かな味わいを引き出しました。海の幸も山の幸も入った贅沢なクリームスープ。パンとあわせて最後の一口までお楽しみください。


カフェ 「麦わらぼうし」の定番メニュー

<喫茶室内のメニュー>

katsusando.jpgくいしんぼうのカツサンド...¥1,100

パンから飛び出したカツを、口いっぱいにほうばって思い切り食べてほしいサンドイッチ。
厚い豚もも肉と、新鮮なリーフレタスは、噛みごたえ抜群です。

huzoroiithigo.jpgふぞろいイチゴのショートケーキ...¥800

しっとりしたスポンジと、たっぷりの生クリームが嬉しい、お母さんが作ったようなショートケーキ。
たくさん並んだ不揃いのイチゴたちもかわいらしい。お誕生日の気分で食べてほしい、ちょっと大きめのケーキです。

nopparanokuri-mu.jpg野っぱらのクリームソーダ...¥600

鮮やかな空色のクリームソーダ。雲のように浮かんでいるアイスミルクの味も懐かしい。
麦わらのストローでかきまぜながら、召し上がれ。

huwahuwamirukuko-hi-.jpgふわふわミルク入りコーヒー...¥500

濃厚なオーガニックコーヒーに、ふわふわのミルクを注ぎました。ミルクの上に描かれているのは麦わらぼうし。
コーヒーの香りとともに味わって下さい。


<テイクアウトメニュー>

hottodoggu (2).JPGホットドッグ...¥500

北海道でのびのび育ったジューシーな放牧豚ソーセージに、相性抜群のドッグパンを合わせ、更に甘酸っぱいピクルスソースをアクセントに加えました。こだわり抜いて作った「麦わらぼうし」のホットドッグをお楽しみ下さい。


>>カフェ『麦わらぼうし』2015年4月11日からのメニュー一覧

4月 新たな気持ちで

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4.6(月)

・5/30(土)からスタートする「幽霊塔へようこそ-通俗文化の王道-」の展示説明会がスタッフ向けに行われました。宮崎監督が中学生の時に読んだ『幽霊塔』の記憶や作品を遡って見えてくる時代背景、『幽霊塔』を取り巻く作品など、安西さんの説明に真剣な表情で聞き入っていました。調べれば調べるほど思いがけない面白さや驚きがあったり...。説明を聞いたスタッフの勉強にも熱が入っています。


4.7(火)

・アトリエの川上くんが捻挫をして松葉杖で出社。右足が左足の倍ぐらいに腫れていました。しかしそのことよりも、小柄な竹林さんより松葉杖の方が長いということで話題になっていたそうです。
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<早く治りますように>


4.8(水)

・今月から土星座では「やどさがし」の上映が始まっています。イースター休暇で来館してくださっていた海外の方がとても多いのですが、セリフがほとんどなく、すべての音声を人の声だけで表現しているこの映画はとても人気です。上映終了後、欧米からお越しの男性より「短編映画に出てくる赤毛の女の子の名前は?」とご質問がありました。「フキちゃんといって、読み方は"FUKI"です」と書いてお見せしたところ、聞き馴染みはないけれど印象に残る名前でおもしろいと喜んでくださいました。


4.9(木)

・常設展示室で小学生の女の子から「となりのトトロに出てくるオート三輪は○○社のものですか?」という質問が。お話を聞いてみると先日工場見学で同じものが展示されているのを見て、とても印象に残っていたそうです。細かいところもしっかり見ながら、この美術館でも楽しんでくれているのだなと思う比留間さんでした。


4.10(金)

・子どもたちがショップにお土産を買いに来ると、お土産リストのメモや、お母さんから預かったメッセージ等々、かわいい落とし物を拾う事があります。落とし主が現れない時はちょっと心配になってしまいますが、大事に書かれた文字を見て、少しほっこりした気分になります。
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4.11(土)

・トライホークスで美術館オリジナルのポストカードを購入してくれた4歳の男の子。「うちにポストがあるんだよ!」と嬉しそうに話してくれたのでお母さんにお話を伺うと、お母さん手作りのポストでいつも2人でお手紙を送りあっているそう。このポストカードにどんなことが書かれるのかな?と男の子の様子をみて嬉しくなる小野さんでした。


4.12(日)

・久しぶりにジブリ美術館フットサル部が活動しました。仕事帰りということもどこ吹く風で、総勢16名の男性スタッフが、いつもは見られない肉食男子と化してコートを走り回っていました。次の日、女性スタッフは「誰が一番上手いの?」「筋肉痛になってない?」と興味津々。「○○くんのプレーが良かった!」「筋肉痛は来てないから若いってことかな!」と元気に答えていたものの、後日、遅れてやって来た筋肉痛にみんな顔を歪ませていたのでした。
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4月 ふわりふらり

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4.13(月)

・地下1階の中央ホールにある大きなクルミ割り人形の前で、妹になにやら懸命に話しているお兄ちゃん。どうやらクルミ割り人形でクルミを割る仕組みを教えているようです。身振り手振りも交え、最終的には自分が人形になったつもりで口を大きく動かして説明していました。


4.14(火)

・事務所にふらりと現れた三好さん。長時間、資料の整理をしていたそうでお疲れの様子。カフェの渡辺さんが白シャツを着ているのを見て、「わたなベイマックスに癒されたい・・・」と言い残して、ふらふらと帰って行きました。


4.15(水)

・館長、小林さん、ショップのスタッフがマンマユート便りの取材で出張に旅立ちました。どんな記事になるのでしょうか。更新は6月の予定です。どうぞお楽しみに。


4.16(木)

・困った顔をしてレジにやって来た女の子に、「ちょっとこっちに来て!」と声を掛けられた佐藤さん。何事かと一緒についていくと、ディスプレイされていたクルミ割り人形が倒れてしまっており、「早く助けてあげて!」と、まるで "クララ"のように心配してくれました。「じゃあ、一緒に助けてあげようか!」と、佐藤さん。おかげで今では、いつものキリリとした表情でショップを見守ってくれています。


4.17(金)
・笠屋で机の入れ替えをすることになりました。PCや資料など、机の上の荷物を早めにどかそうと準備を始めたところ、予想以上に早く終わり手持ち無沙汰になってしまいました。即席でコンパクトながらも快適な袖机デスクを作り、新しい机の到着を待つ内藤さんでした。

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<どこへでも移動できます>


4.18(土)

・カフェでは先日から新メニュー「わんぱく肉ボールをのせたナポリタン」が始まりました。大きな肉ボールの中にはうずらの卵が忍ばせてあり、割ってびっくりされる方も。ホールスタッフはお客様のそんなリアクションをみて、しめしめと嬉しくなるのです。


4.19(日)

・美術館は井の頭公園の森の中にあるので、桜の花びらや落ち葉など、季節を感じさせるものが空から降ってきます。今はクヌギやイヌシデの花殻がポトポト降ってきては肩や頭にくっついて、お客様と共に入館という事が日常茶飯事。一瞬毛虫に見えなくもないので、くっついていることに気付いてびっくりされている方も。スタッフが気付いた時には、なるべくそっと払っているのですが、なんと言って声を掛けたら驚かせないのか話していると、「"森の落し物"が付いていますよ、って言うのはどう?」と阿波谷さん。素敵な表現に阿波谷さんの優しさが伝わってきました。

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<ふわりと落ちてきます>


4月 きんきら

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4.20(月)

・誰もが認める美術館一の俊足を持つ森田くんが、去年に続き"富士五湖ウルトラマラソン"に参加。前回は惜しくも完走できなかったので、今回はちゃんとした食生活と走り込みで当日に備えていました。陰ながら見守っていた阿部さん発信で、激励の寄せ手拭いを作成し、みんなからサプライズプレゼント。当日は朝4時半からスタート、100km見事に走り切りました!手拭いはすぐに汗まみれになったそうですが、それがあったからこそ頑張れた!というコメントと共に、完走した賞状の画像が阿部さん宛に届いたそうです。

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<皆の思いがこもっています>    <一番下のネコが、、、>


4.21(火)

・カフェスタッフがふと裏庭に目をやると、鮮やかな黄色の花が咲いていました。昨年の日誌にも載っていた「キンラン」です。近年数が減り、環境省のレッドリストに掲載されている植物なのですが、よく見てみると近くにもう一輪咲いていました。昨年はカフェの中庭にか細いのが一輪生えていましたが、今年は違う場所で頑張っていました。毎年少しずつ増えていくのが楽しみです。
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4.22(水)

・屋上でスタッフがジョウロで水撒きをしていると、2歳くらいの男の子がトテトテっと寄って「ここ!」「こっち!」と水を撒く場所を教えてくれます。お父さんは「水撒くの、好きなんだよね~。ごめんなさいね」とのことでしたが、家でのお手伝いの様子が窺えて微笑ましく感じました。


4.23(木)

・本日、石光さんはお休み、と思いきやなぜか肩をもむ西川さんの姿。近づいてみるとそこにいたのは「山賊の娘ローニャ」に出てくる"灰色小人"。心なしか気持ちよさそう。

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<石光さんがモデルという噂です>


4.24(金)

・館長といえば「晴れ男」、西川さんといえば「雨男」、そして最近新たに噂されているのは小山さんの「曇り女」。小山さんがデッキに出ると、なぜか晴れ渡る青空に雲がもくもく出始めるのです。今日も「大丈夫かしら...」と心配しながらデッキへ出て行く小山さんです。(4/30)


4.25(土)

・ホッチキスの芯の入れ方が分からなくなってしまった高田くん。「あれ?どうだっけ?」「うちのとちょっと違うんだよ...」「こう?いや...違うな...」と悪戦苦闘。「がんばれ!」と心の中で思いつつ、答えは教えてあげない松島さんなのでした。
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4.26(日)

・オーストラリアからお越しの4名様ファミリー。兄弟の5歳くらいの弟くんは入り口のフレスコ画をぐるっと見渡して、「写真を撮れないっていうアイディアはすごくいいね。目で見たものを生涯大切にするよ!」と興奮ぎみに話してくれました。受付スタッフは、そのキラキラ輝いたきれいな目に吸い込まれそうになったそうです。

4月 みどりの季節

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4.27(月)

・展示室でお話してくれた、とある女の子が通う小学校では、休み時間や授業の開始の合図の鐘を5年生が鳴らして歩くそうです。美術館でも開館と閉館の鐘を鳴らしていることを比留間さんが話すと、閉館までまだ1時間以上あるのに「閉館の鐘が待ち遠しい!」と心待ちにしてくれていました。


4.28(火)

・宮村さんに蛇の抜け殻をもらった滝口さん。すっかりお気に入りのコレクションとなったそのおもちゃで遊ぶ姿がなかなか衝撃的。30cmくらいの透明な抜け殻にストローを差しこみ、ふーっと息を吹き込み、しっぽをピン!と立たせて「ふふっ」と楽しんでいます。蛇が苦手な向かいの石光さんは悲鳴をあげ、隣の矢澤くんは驚愕の表情で見つめています。
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4.29(水)

・4歳くらいの男の子がご案内所に来て 「あのね、さっき、こーひーのみ(実)たべたんだ。」と、こっそり教えてくれました。はて?と少し考えましたが、どうやらくるみ割り人形で割ったくるみのことだったようです。きっと大人の味だったということなのでしょう。 


4.30(木)

・ショップでは朝礼の内容をプリントアウトして、皆が見られる所に貼り出しています。館長から「陽気な人」についての話があったその日、プリントアウトした紙には"陽気な人=関○"と追記がされていました。「関○って何?」と真顔で尋ねる関根さんに、肩を震わせ笑いをこらえる佐野さんでした。


5.1(金)

・まだ5月だというのに真夏のような暑さで、陽の下にいるとクラクラしそうなほど。そんな中、カフェデッキでは周りの木々が強い日差しを遮ってくれるので、比較的過ごしやすくなっています。たまに吹く爽やかな風に、「気持ちがいいねー、木がたくさんあると。」とリラックスされているお客様もいました。
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5.2(土)

・カフェのテイクアウトで、新メニュー"あんこをはさんださくらパン"が始まりました。桜の塩漬けを練り込んで焼き上げた天然酵母のパンに、十勝産の小豆をふんだんに使ったあんこが挟まっています。甘さ控えめで食べ応えもあり好評のようです。
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5.3(日)

・ゴールデンウィークに入り、子どもパワー全開です。最近、「ベーゴマ売ってますか?」という質問が多く、「ありますよ~!」と喜んでご案内しています。そんな中、カフェデッキの小川くんから「ベーゴマの回し方を教えて欲しいという子がいるんですけど...。」と無線があり、森田くんが嬉しそうに急行。しばらく帰って来なったのは言うまでもなく、お子さんは無事に回せるようになったとの事。それを羨ましそうに見ていた新人の遠藤くんは、「夏のワゴン販売に向けて、僕も回せるようにならないとですね!」と、必勝森田宣言をするのでした。

4月 みどりの季節

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4.27(月)

・展示室でお話してくれた、とある女の子が通う小学校では、休み時間や授業の開始の合図の鐘を5年生が鳴らして歩くそうです。美術館でも開館と閉館の鐘を鳴らしていることを比留間さんが話すと、閉館までまだ1時間以上あるのに「閉館の鐘が待ち遠しい!」と心待ちにしてくれていました。


4.28(火)

・宮村さんに蛇の抜け殻をもらった滝口さん。すっかりお気に入りのコレクションとなったそのおもちゃで遊ぶ姿がなかなか衝撃的。30cmくらいの透明な抜け殻にストローを差しこみ、ふーっと息を吹き込み、しっぽをピン!と立たせて「ふふっ」と楽しんでいます。蛇が苦手な向かいの石光さんは悲鳴をあげ、隣の矢澤くんは驚愕の表情で見つめています。
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4.29(水)

・4歳くらいの男の子がご案内所に来て 「あのね、さっき、こーひーのみ(実)たべたんだ。」と、こっそり教えてくれました。はて?と少し考えましたが、どうやらくるみ割り人形で割ったくるみのことだったようです。きっと大人の味だったということなのでしょう。 


4.30(木)

・ショップでは朝礼の内容をプリントアウトして、皆が見られる所に貼り出しています。館長から「陽気な人」についての話があったその日、プリントアウトした紙には"陽気な人=関○"と追記がされていました。「関○って何?」と真顔で尋ねる関根さんに、肩を震わせ笑いをこらえる佐野さんでした。


5.1(金)

・まだ5月だというのに真夏のような暑さで、陽の下にいるとクラクラしそうなほど。そんな中、カフェデッキでは周りの木々が強い日差しを遮ってくれるので、比較的過ごしやすくなっています。たまに吹く爽やかな風に、「気持ちがいいねー、木がたくさんあると。」とリラックスされているお客様もいました。
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5.2(土)

・カフェのテイクアウトで、新メニュー"あんこをはさんださくらパン"が始まりました。桜の塩漬けを練り込んで焼き上げた天然酵母のパンに、十勝産の小豆をふんだんに使ったあんこが挟まっています。甘さ控えめで食べ応えもあり好評のようです。
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5.3(日)

・ゴールデンウィークに入り、子どもパワー全開です。最近、「ベーゴマ売ってますか?」という質問が多く、「ありますよ~!」と喜んでご案内しています。そんな中、カフェデッキの小川くんから「ベーゴマの回し方を教えて欲しいという子がいるんですけど...。」と無線があり、森田くんが嬉しそうに急行。しばらく帰って来なったのは言うまでもなく、お子さんは無事に回せるようになったとの事。それを羨ましそうに見ていた新人の遠藤くんは、「夏のワゴン販売に向けて、僕も回せるようにならないとですね!」と、必勝森田宣言をするのでした。

5月 あおあおと

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5.4(月)

・フランスからお越しのお母様より、大変驚いた様子で「今日、日本は休日ですか?」とのご質問がありました。GW中であることを伝えると「そうよね!子供たちがみんなで学校休んでいるのかと思った!」とほっとした様子で笑っていました。もしそうだとしたら、まるで子どもたちの憧れが詰まった『長くつ下のピッピ』に出てきそうなエピソードだなぁと、色々想像を巡らせるスタッフでした。


5.5(火)

・ロッカールームで菅野さんのチェックとボーダーの組み合わせの服を見て、「すごいねー、着こなすね!」と感心していた二宮さん。しかし菅野さんが帰り際に二宮さんを見ると、チェックのシャツにボーダーのTシャツに水玉の靴を履いていたそう。二宮さんの伝説は日々増えていきます。


5.6(水)

・カフェデッキではワゴン販売が始まっています。今年もオリジナルラムネと風の谷のビール<レッドエール>を用意。今年のラムネリーダーの多田さんが、緊張しながらも元気に販売にあたっています。今日は気温の高さも手伝ってラムネが大人気のようです。


5.7(木)

・休憩室で宮本さんが昼食を済ませ自分のお弁当箱を洗っていると、いきなり蛇口の水を止めて去っていく中原くん。突然のイタズラに「???」とびっくりする宮本さんに、すかさず隣にいた山川さんが「今度、中原さんが洗おうとしたら、泡立てているそばから水で全部流しちゃえばいいよ」とアドバイス。その後も、どんな仕返しをしようか盛り上がる2人なのでした。


5.8(金)

・朝礼のとき、どこからともなくいい香りがしてきて、匂いの元を探ろうとうろうろしていた内藤さん。たどり着いたサンクンテラスにあったのはみかんの花でした。小さな白い花からふわりと香ってきます。花の蜜に誘われる虫の気持ちが少しわかったそうです。
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5.9(土)

・4歳くらいの男の子が地下1階から螺旋階段を上っている途中で「あれ?!このかいだんは1かいまででおわりじゃないぞ...」と鋭いところに気付いていました。下から見守っていたスタッフも思わず唸る観察力です。この後どんな発見をしていくのでしょうか。


5.10(日)

・暖かくなって、ショップではTシャツをお求めになる方が増えています。そんな中、1歳になるかならないかの赤ちゃんを抱いたお母さんが、「うちの"坊"が着られる頃には、もうやせちゃってるかなぁ...。」と、"坊"Tシャツを見ています。「うちの"坊"って?」と、赤ちゃんを覗き込むと、丸々とふっくらとした "坊"がご機嫌で抱っこされており、「今着せたいですね~!」とお母さんと共に残念がるのでした。

【お知らせ】5月18日(月)より展示替え休館になります

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ジブリ美術館は、2015年5月18日(月)~5月29日(金)まで展示替え作業のため長期休館となります。

次の開館日は5月30日(土)です。


5月30日(土)からは、新企画展示「幽霊塔へようこそ展」がはじまります。
どうぞお楽しみに!


年間開館スケジュール予定

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