西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.23 イワン・ビリービン【参】 水の表現
前回の最後に波の表現について触れました。それは、全体の構図と波頭や飛び散る水しぶきを生き物のように描いた点に浮世絵の影響が見られるという点でした。ただ、もうひとつ改めて注目して欲しいのは、たった2色で海を塗り分けて表現していることなのです。この単純化、均質化がアニメーションの表現には不可欠です。 次の絵を見てください。 "King and Goat"の一部...
View Articleギャラリー展示 「もっと知ろう、沙漠の魔王展」がはじまりました。
11月17日(土)より、「もっと知ろう、沙漠の魔王展」 がはじまりました。 現在開催中の企画展示「挿絵が僕らにくれたもの」展に、「ぼくの妄想史-自分は何処から来たか-」と冠された展示パネルがあります。 通俗文化の担い手である自分たちが、どこから、どのような流れで現在に至ったのかを、宮崎駿監督が自らの体験を交えて語っています。...
View Articleカフェ「麦わらぼうし」 11/17からの冬の新メニュー
新メニューが始まりました。力のある季節の野菜たちと丁寧に育てられた豚、牛、鶏。それぞれの旨味を生かした新しい料理やデザートに加え、これまでの人気メニューが再登場します。食べ物の力を生かしたメニューをお楽しみください。 <喫茶室店内のメニュー> 畑ごはんのカツカレー...¥1,200...
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.26 一枚の挿絵から【弐】 マンガ的なキャラクター
「挿絵展」の会場に展示されたたくさんのヘンリー・J・フォードの絵の中から、今週も気になったものを紹介したいと思います。 「ヘンリー・J・フォード"The Crow", The Yellow Fairy Bookより」...
View Article【お知らせ】ジブリ美術館のクリスマス
開催中の企画展示「挿絵がぼくらにくれたもの―通俗文化の源流―」展で取り上げた、19世紀後半のイギリス。 産業革命を経て、人々の暮らしや社会が大きく様変わりしました。 今日の私達に馴染み深いクリスマスの風景――ツリー、プレゼント、趣向をこらしたクリスマスカード。 これらの習慣は、この頃から大衆にも定着し始めたと言われています。...
View Articleアニメーションに関する調査研究活動をサポートします
三鷹の森ジブリ美術館を運営する徳間記念アニメーション文化財団では、アニメーション文化の調査研究に取り組む若手研究者の育成と、その研究活動に対して助成することを目的に、「アニメーション文化活動奨励助成制度」を実施しています。 この活動では、毎年2~3名の研究者を選び、それぞれの調査研究に対して助成を行っています。 今年度も、平成25年1月31日を申込期限として、助成対象研究者を募集します。...
View Article【チケットのインターネット予約方法についてのお知らせ】
12月10日より、ジブリ美術館チケットのネット予約をする際に、ローソンWEB会員(無料)への登録が必要になります。 ジブリ美術館では、お客様により安全で快適に楽しんでいただくために、ロ-ソンチケットでの日時指定予約制をとっています。ご不便をお掛け致しますが、皆様のご理解とご協力をお願いします。 なお、Loppiでの直接購入、お電話での予約については、これまでと変更ありません。...
View Article2012年12月
12.1(土) ・今年も落葉隊の季節が到来。寒いけれど爽やかな朝に、楽しみながら行っています。早朝から全身の筋肉を使うので、血が巡り良い運動になります。身体が硬くなり始めたスタッフ間では、"老化防止に最適説"が流布しています。 12.2(日) ・年賀状やカレンダー発送と、この時期は一年で一番忙しい総務のメンバー。作業の合間にふと窓の外を見ると、バックヤードの丸窓から麗しいモミジの姿が見えました。...
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.27 ヴィクトリアン・クリスマス
今回は、挿絵展から少し離ますが、11月27日から始まっている今年のジブリ美術館のクリスマス装飾についてお話したいと思います。今年のクリスマス装飾のテーマは、「挿絵が僕らにくれたもの展」にちなんで、英国、ヴィクトリア朝時代のクリスマスなのですから。...
View Article三鷹ネットワーク大学で「アニメーション文化講座」が開講されます
毎日の新作のテレビアニメーションがOAされ、映画館では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が記録的なヒットしている昨今、最早アニメーションはポップカルチャーの中心にあるといえるでしょう。そんな人気のアニメーションですが、日本で商業アニメーションが作られるようになってほんの50年しか経っていないと聞くと、みなさんは驚かれることでしょう。...
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.28 一枚の挿絵から【参】 馬を描く
今回、「挿絵展」の会場から紹介する一枚は、この挿絵です。 「ヘンリー・J・フォード"The Story of Ciccu", The Pink Fairy Bookより」...
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.29 一枚の挿絵から【四】 ドラゴンの不思議
「ヘンリー・J・フォード"The Nine Pea-hens and the Golden Apples", The Violet Fairy Bookより」...
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.30 一枚の挿絵から【伍】 続・ドラゴンの不思議
このコラムを読んで下さっているみなさん、メリークリスマス。この連載も今年最後の更新となりました。今回は何を取り上げようかと思ったところ、前回のドラゴンのときに調べたヘンリー・J・フォードの挿絵で、まだまだ紹介したいものがあったのと、よく考えれば2012年という年は干支では"辰"年。ドラゴンでしめくくるのは悪くないということで、もう一回、この話題にお付き合いください。...
View Article【お知らせ】冬季休館になります
2012年12月27日(木)~2013年1月2日(水)まで、ジブリ美術館は年末年始のため休館となります。 次の開館日は2013年1月3日(木)からとなります。 新年もどうそよろしくお願い致します。
View Article謹賀新年
あけましておめでとうございます。 スタッフ一同、お客さまに楽しんでいただける美術館を目指して邁進いたします。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 2013年 元旦
View Article西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.31 一枚の挿絵から【六】 今年の干支にちなんで
みなさん、新年明けまして、おめでとうございます。 今年もこの連載はしばらく続きます。全50回を予定していますので、あと20回ほどお付き合いください。昨年の更新ではドラゴン(=辰)で締めくくったのですが、今年はやはり干支にちなんで、ヘビ(=巳)で始めてみたいと思います。...
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